販売士試験講座の料金相場と選び方、安くする方法【各社徹底比較】

販売士試験講座の料金相場資格講座

小売・流通業界に就職したい人や勤務している人は、業界の知識にもっと精通したいと考えているのではないでしょうか。そんな人におすすめの検定試験が、販売士検定試験です。

この記事では、販売士とは何か、販売士試験講座の料金相場と選び方・安くする方法について紹介していきます。

販売士とは(リテールマーケティング)

販売士とは、販売士検定試験に合格し「販売のプロ」と認められた人物への称号のことです。

合格には流通や小売業界の知識に精通していることが必要となります。国家試験ではなく、日本商工会議所が運営している資格試験です。

販売士はこういう人にオススメ!

販売士はこういう人にオススメ

(※商工会議所の検定試験より引用)

「流通・小売業界で必須の定番資格」として社会から高い信頼と評価を得ている資格なので持っていると、小売業界への転職や就職が有利になります。

参考:商工会議所の検定試験(販売士とは)

販売士検定試験の難易度

販売士検定試験には3級・2級・1級までレベルがあり、どの級から受験することも可能です。

3級は売り場の販売員レベル、2級は売り場の管理者レベル、1級はお店の経営者レベルの知識が問われます。

販売士検定試験はどれくらい難しいのか各レベルの合格率を調べてみました。

販売士検定試験の合格率
87回(2021.2.17)受験者数合格者数合格率
3級10,284名6,863名71.4%
2級5,608名3,778名73.4%
1級836名174名25.0%

(※商工会議所の検定試験(受験者データ)より引用)

3級と2級の合格率が70%以上と高いのに対し、1級は25%と難易度にだいぶ差があります。

ですが25%はしっかりと勉強していれば合格できるというレベルなので、販売士検定試験はそれほど難しくない試験だと思われます。

参考:商工会議所の検定試験(受験者データ)

販売士資格取得のメリット

販売士資格を取得すると、小売業全般の知識を持っているということを証明できるので、昇進のきっかけともなるでしょう。給料面でも優遇してもらえることもあります。

試験もそれほど難しくなく、現場対応型の資格なので学習したことを即、実務で役立てることができます。会社の即戦力となれるのが最大のメリットです。

小売業だけでなく、サービス業や飲食業、卸売業、商社など幅広い業界で活躍することができます。

販売士は職業名ではないので、販売士の平均年収などのデータは出されていません。が、資格を持っていない人よりは高くなるはずです。

参考:日本販売士協会

販売士試験講座の料金相場は5,940円~30,117円

販売士試験講座の料金相場

販売士試験講座の料金相場は、一番安いもので5,940円、一番高いもので30,117円となっています。

3級・2級・1級と、目指す級が上がるごとに講座の料金も高くなっていきます。

指導形態もテキストを渡すだけのものから、動画講座がついてくるものまで様々です。

スタディングの販売士対策講座の料金相場: 5,940~21,780円

スタディングの料金は、3級で5,940円、2級で19,580円、2級と3級のセットコースで21,780円となっています。

スタディングの料金相場

スタディングの料金相場

(※スタディング公式サイトより引用)

コース名価格(税込)
3級・2級セットコース21,780円
3級合格コース5,940円
2級合格コース19,580円

(※スタディングの料金一覧20210714日時点)

スタディングは、様々な資格講座を格安な値段で提供している資格予備校・資格スクールです。

書籍のみの通信販売が多い販売士試験講座業界の中で、ビデオ講座を提供しているのがスタディングの強味といえるでしょう。

インプットのみならずアウトプットも適宜盛り込みながら指導してくれるので、短期間で確実な合格力を身に着けることができます。

ただし、スタディングは1級には対応していません。1級まで取得したいという方は他の手段を考えなければなりません。

スタディングの販売士対策講座の
詳細はこちら

運営会社名株式会社 KIYOラーニング
会社住所〒102-0094
東京都千代田区永田町2丁目10番1号 永田町山王森ビル4階
電話番号03-6434-5886
料金(税込)5,940~21,780円
主な予備校・通信講座のみ
お問い合わせhttps://member.studying.jp/contact/
特徴社会人や学生など忙しい人でもスキマ時間を使って効率的に学習できるような講座です。
公式HPhttps://studying.jp/

日本販売士協会の販売士対策講座の料金相場:22,000~23,780円

日本販売士協会の料金は、3級が22,000円で、2級が23,780円となっています。スクーリングが追加受講可能で、3級は6,270円、2級は8,360円です。

日本販売士協会の料金相場

日本販売士協会の料金相場

(※日本販売士協会公式サイトより引用)

コース名価格(税込)スクーリング(税込)
3級22,000円6,270円
2級23,780円8,360円

(※日本販売士協会の料金一覧20210714日時点)

日本販売士協会とは、資格予備校ではなく販売士の交流などのために設立されている協会です。

郵送されたテキストを読み込み、課題を提出する通信講座が基本となっています。が、スクーリングも準備されており、スクーリングすると試験科目が一部免除されます。また、対応しているのは2級・3級のみです。

※新型コロナウイルスの感染状況によってはスクーリングが開催中止となる場合もあります。

日本販売士協会の販売士対策講座の
詳細はこちら

運営会社名一般社団法人 日本販売士協会
会社住所〒101-0047
東京都千代田区内神田1-17-9 TCUビル6階
電話番号03-3518-0191
料金(税込)22,000~23,780円
主な予備校・通信講座のみ
お問い合わせhttps://www.hanbaishi.com/contact
特徴紙のテキストを使用し、自分のペースで学習を進めることができます。
公式HPhttps://www.hanbaishi.com/

JCI(公開経営指導協会)の販売士対策講座の料金相場:24,067~30,117円

JCI(公開経営指導協会)の料金は、3級が24,067円、2級が25,717円、1級が30,117円となっています。

JCIの料金相場

JCIの料金相場

(※JCI公式サイトより引用)

コース名一般受講料特別受講料
3級コース24,067円20,390円
2級コース25,717円22,010円
1級コース30,117円26,330円

(※JCIの料金一覧20210714日時点)

JCIは、全国の商業者によって作られた公益法人で、流通・小売業界を支える活動を行っています。JCIは複数の通信教育を提供していますが、そのうちの一つが販売士講座なのです。

2級・3級のみならず、1級についても取り扱っているのが特徴です。値段もリーズナブルなので1級を取得したい方にとっては貴重な選択肢の一つとなることでしょ。2・3級についてはスクーリングを別途受けることで試験科目が一部免除となります。

勉強の形態は通信教育で、テキストと課題・問題集を自力で読み込んでいく独学に近いスタイルです。テキストのみの勉強では不安だという方は、スクーリングを受けるといいでしょう。

JCIの販売士対策講座の
詳細はこちら

運営会社名一般社団法人 公開経営指導協会
会社住所〒104-0061
東京都中央区銀座2-10-18 東京都中小企業会館内
電話番号03-3542-0306
料金(税込)24,067~30,117円
主な予備校・通信講座のみ
お問い合わせhttps://www.jcinet.or.jp/contact/
特徴企業・団体より複数人まとめて受講する場合は特別受講料が適用されます。
公式HPhttps://www.jcinet.or.jp/index.html

産業能率大学総合研究所の販売士試験講座の料金相場:20,350~22,000円

産業能率大学 総合研究所」の料金は、3級が20,350円、2級が22,000円となっています。

産業能率大学総合研究所の料金相場

産業能率大学総合研究所の料金相場

(※産業能率大学総合研究所公式サイトより引用)

コース名価格(税込)
3級20,350
2級22,000

(※産業能率大学総合研究所の料金一覧20210714日時点)

産業能率大学 総合研究所は、企業内研修や通信研修などを取り扱っている機関です。通信研修の利用者は、20万人にものぼり、販売士の通信研修も定評があります。

料金が安いので受講しやすく、販売士資格を取り仕切っている日本商工会議所の指定通信講座なので、クオリティには安心感があります。1級は現在取り扱っていないようです。

スクーリングや講座動画などはなく、送られてきたテキスト・問題集を独学していくスタイルでの学習となります。コンピュータ採点型の添削課題もついていますので、アウトプットで実力を養えます。

産業能率大学総合研究所の販売士試験講座の
詳細はこちら

運営会社名学校法人産業能率大学 総合研究所
会社住所東京(第1普及・第2普及・第3普及事業部)
〒158-8630
東京都世田谷区等々力6-39-15 自由が丘キャンパス 1号館内
電話番号03-5758-5110
料金(税込)20,350~22,000円
主な予備校・通信講座のみ
お問い合わせhttps://www.hj.sanno.ac.jp/cp/inquiry/
特徴科目ごとに練習問題集(解答・解説つき)があるので、豊富な問題で学習することができます。
公式HPhttps://www.hj.sanno.ac.jp/cp/

販売士試験講座の料金まとめ

以上、販売士試験講座を取り扱っている4社のスクール・予備校・団体等を紹介してきました。以下、表の形で改めて説明します。

予備校名販売士講座1級
料金
販売士講座2級
料金
販売士講座3級
料金
特典・割引特徴通学
スタディング19,580円5,940円2級合格でお祝いギフト3,000円分進呈 ・短期間で合格を目指せる
・スマホやタブレットを使った学習スタイル
×
日本販売士協会     ー     23,780円    22,000円       ー     ・スクーリングあり
・標準学習期間は5ヶ月     
 × 
JCI(公開経営指導協会)30,117円25,717円24,067円特別受講料制度あり ・教材は紙のテキストを使用
・標準学習期間は5ヶ月
×
産業能率大学 総合研究所22,000円20,350ー ・日本商工会議所、全国商工会連合会の指定通信講座
・標準学習期間は5〜6ヶ月
×

以上、販売士試験講座は級ごとに値段設定が違っています。級が上がるほど高くなる傾向があります。料金相場は5,980円~30,117円です。平均相場は1万円~3万円といえるでしょう。

紹介してきた中で一番安いコースは、スタディングの3級対策コースの5,980円です。一番高いのはJCI(公開経営指導協会)の1級対策講座で30,117円です。

販売士試験講座の選び方

販売士試験講座の選び方

数多くある販売士試験講座の中から、どれを選べばいいのでしょうか。以下では、販売士試験講座の選び方のコツについて紹介していきます。

目標とする級数に応じて選ぶ

販売士試験講座は、目標とする級によってコースが分かれており、値段も違っています。まずは、目指す級数を決めるようにしましょう。

販売士検定1〜3級のそれぞれの特徴は以下の通りです。

販売士検定の特徴
販売士検定特徴
3級・販売員を目指す人・若手の販売員向け

・小売業の従業員として知っておきたいことが出題される

2級・部下がいる立場の人向け

・売場管理者として部署内で指示だしや人材育成ができるための内容が出題される

1級・販売・流通業のトップを目指したい人向け

・店長や部長・課長など、経営に携わる方向けの内容が出題される

(※商工会議所の検定試験より引用)

力試しに受験したいのなら3級、コーチングなどについて学びたいのなら2級、経営についてまで学びたいのであれば1級という風に分かれています。

受験資格はないのでどの級からでも受験することが可能です。

スクーリングが受講できるスクールを選ぶ

販売士試験には「スクーリング」というものがあります。

受講した講座を修了した後、スクーリングを受講し修了すれば販売士試験で「販売・経営管理」科目が免除されます。

今回紹介した資格スクールでは日本販売士協会JCI(公開経営指導協会)でスクーリングを受講することができます。

スクーリング

スクーリング

(※日本販売士協会より引用)

講座の受講費用とは別料金となる場合が多いですが、試験に合格する確率を上げるためにスクーリングを修了して科目を免除するのも一つの手段ですね。

受講形態で選ぶ

ここで紹介した4社のスクール・予備校・団体は、それぞれ受講形態が異なっています。自分にあった受講形態のところを選ぶことで、最後まであきらめずに学習を進めることができることでしょう。

4社の中でも特徴のあるのが、スタディングです。

テキストを配って終わりという他の講座とは違い、動画講座もついてくるからです。本を読むだけでは理解できないことであっても、講師の丁寧な説明があれば頭にスッと入ってきます。
※スタディングはWebテキストとなっており、紙媒体でのテキスト配布はしていません。

スタディングのビデオ/音声講座

スタディングのビデオ/音声講座

(※スタディングより引用)

他に、日本販売士協会とJCIは、会場に通って直接講義などの指導を受けることができる「スクーリング」も実施しています。

動画講義やスクーリングなど、テキスト以外の受講形態に注目して選ぶようにしましょう。

販売士試験対策を安くする方法

販売士試験対策を安くする方法

販売士試験対策を安くする方法についても紹介していきます。

団体で受験する

JCIは、団体や法人で受験した場合に受講料金を割り引く特別受講料制度を設けています。

例えばJCIだと一般受講料より3,000〜4,000円ほどお得に受講することができます。

JCIの特別受講料制度

JCIの特別受講料制度

(※JCIより引用)

会社の中で一緒に受験できる人を探して、いる場合は団体申込ができないかどうかを確かめてみましょう。

早稲田出版の無料講義動画を利用する

早稲田出版は、書店で「動画で合格(うか)る リテールマーケティング(販売士)」と題した書籍を出版しています。

そして、この本のために準備された動画講義は、実は誰でも無料で見ることができます。早稲田出版の公式サイトで動画を確認してみましょう。

動画で合格(うか)る リテールマーケティング

動画で合格(うか)る リテールマーケティング

(※早稲田出版より引用)

もちろん、テキストに沿った解説となっているので、1,500円ほど出してテキストを購入しておくといいでしょう。

販売士試験の受験費用・概要

販売士試験の受験費用・概要

これまでの販売士試験は年2回行ってきましたが、2021年からネット試験方式となり試験会場でパソコンを使用し、インターネットを介して試験を実施することとなりました。

随時、試験が可能となるようですが詳しい日程はまだ決まっていません。

販売士試験1〜3級の受験概要、受験料、科目等については以下の通りです。

受験料(税込)3級:4,200円
2級:5,770円
1級:7,850円
試験科目小売業の類型・マーチャンダイジング・ストアオペレーション・マーケティング・販売・経営管理
試験時間3級:60分
2級:70分
1級:90分
合格基準平均の得点が70点以上で、1科目ごとの得点が50点以上

(※商工会議所の検定試験より引用)

通信教育講座の全課程を修了し、なおかつスクーリングを受講・修了された方は講修了日の翌年度末まで、「販売・経営管理」科目が免除されます。

詳細は「商工会議所の検定試験」のページに記載されています。

まとめ

以上、販売士とは何か、販売士試験講座の料金相場と選び方・安くする方法について紹介してきました。

販売士検定試験とは、流通・小売り業界に必要な実務的知識を学ぶための試験です。

販売士試験講座の料金相場は、5,940円~30,117円となっています。一番安いのはスタディングの3級コースの5,940円です。目標の級が上がれば受講料も高くなり、一番高いはJCIの1級対策講座で30,117円となります。

販売士試験講座を選ぶ際には、受験する級を自分に合わせて決めること、受講形態を自分好みに合わせること、などがコツとなります。

販売士試験対策を安くする方法として、団体で受験する方法や、無料の講義を利用する方法があります。

今回紹介した記事を参考に、販売士試験の対策講座を選んでいただければ幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

販売士試験講座の比較表

画像スタディング日本販売士協会JCI産業能率大学 総合研究所
名称スタディング日本販売士協会JCI(公開経営
指導協会)
産業能率大学
総合研究所
1級料金30,117円
2級料金19,580円23,780円25,717円22,000円
3級料金5,940円22,000円24,067円20,350円
特典・割引2級合格でお祝いギフト3,000円分進呈特になし特別受講料制度あり特になし
特徴低価格で受講でき、スマホで視聴できるビデオ講座があります。希望すれば講座とは別料金でスクーリングを受講することができます。2・3級の受講生にはスクーリング案内を別途送ります。添削は5回まででweb提出が可能です。
公式リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る