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ネット銀行の手数料相場と選び方、安くする方法【ATM/振込手数料比較】

ネット銀行の手数料相場金融・マネー

ネット銀行の手数料相場や、ネット銀行を開設する際の選び方、安くネット銀行をつかいこなすポイントなどについてご紹介します。

圧倒的な利便性を誇るネット銀行。各種手数料の安さやマイページの使い勝手(インターネットバンキングでの金融取引)などで大手銀行に勝る点が多いのが特徴です。

しかし、数多くのネット銀行があり、各行が提供するサービスや手数料相場もさまざま。どのネット銀行を選べばいいのか、はじめての口座開設では悩んでしまう人も多いでしょう。

この記事では、ネット銀行の手数料相場と選び方を徹底解説していきます。

また、安くネット銀行を利用するコツやお得な情報もまとめていますので、これからネット銀行を利用したい人はぜひご活用ください。

ネット銀行とは

ネット銀行は、従来の対面店舗を持たないインターネット専業の銀行。

ネット銀行では実店舗の窓口がないため、オンラインですべての取引が可能です。

それでいて、現金が必要な際に自社ATMや提携ATMが使える点などは、従来の銀行と変わりません。

「オンライン完結」というのが、ネット銀行が大手銀行や地方銀行の提供する「インターネットバンキングサービス」とも異なる点と言えるでしょう。ネット銀行では、「平日の営業時間中に窓口までお越しください」と言われる心配がありません。

忙しい人にとっては、大変便利なサービスですね。

ここからは、そんなネット銀行のメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

ネット銀行のメリット・デメリット

ネット銀行には、以下のような種類やメリット・デメリットがあります。

メリット

メリット
  • 実店舗の営業時間に左右されず利用可能
  • オンラインに力を入れているため使いやすいアプリやサイトが多い
  • サイトのセキュリティが万全
  • 振込手数料や引き出し手数料が全体的に安い
  • 預金金利が比較的高く設定されている

知名度や安心感では大手銀行や地方銀行に劣りますが、「手数料が安く預金金利が高い」という強力なメリットがあります。

また、窓口の営業時間に縛られず手続きが可能。もちろん、口座残高や取引履歴の確認のために、ATMまで通帳記入に行く必要などありません。店舗にとらわれない「自由度」がネット銀行の何よりの強みでしょう。

このように「コスト」や「利便性」の面で、路面店と比べ圧倒的に高いサービスを提供しています。

デメリット

デメリット
  • 取扱日は翌営業日になることがある
  • 電話相談などネット以外のコミュニケーションにはほぼ対応していない
  • 高額の取引には注意が必要

手軽に送金できてしまうため、初期設定では限度額が低めに設定されていることも多く、高額の取引には準備が必要です。

しかし、ネット銀行での取引がセキュリティ面で不安かというとまったくそんなことはありません。実際、ネット上での金融取引の不具合がニュースで取り上げられるのも、多くは対面サービスを基本とした従来型の店舗を持つ銀行によるネットバンキングサービス。

「ネット専業」というだけあって、ネット銀行はセキュリティに万全を期しています。

ネット銀行の手数料相場:振込1回あたり77円〜200円

ネット銀行の手数料相場

ネット銀行における「他行宛の振込手数料」相場は、振込1回あたり77円〜200円となっています。

ネット銀行の手数料は、ネット銀行独自のランク制度などで決められていることがほとんどです。

今回は、複雑なランク制度にも多少触れながら、振込手数料やATM利用手数料を比較していきます。

楽天銀行の手数料相場:1回145円(他行宛振込手数料)

楽天銀行の振込手数料(他行宛)は1回145円となっています。

楽天銀行の振込手数料

楽天銀行の振込手数料

(※楽天銀行公式サイトより引用)

 手数料(税込)
自行宛無料
他行宛145円/回
ATM 入金・3万円以上無料
・3万円未満1回220円/275円(提携ATMによる)
・口座残高10万円以上→月1回無料
ATM 出金・1回220円/275円(提携ATMによる)
・口座残高10万円以上→月1回無料

(※楽天銀行の手数料一覧2022817日時点)

楽天銀行(旧イーバンク銀行)では、会員ステージに応じて月3回まで無料枠が付与される「ハッピープログラム」や、給与・賞与・公的年金の受け取りで月5回まで無料になる特典も。楽天カードユーザーなら開設しておいて損はない口座でしょう。

また、毎月の楽天カード利用代金の引落し先を楽天銀行に設定すると、「楽天市場」での買い物時のポイント付与率がアップ。10万円購入した月は3%の3,000円分のポイントが付与。

年間で見れば、ある程度の付与額になってくることがわかります。楽天カードユーザーなら一押しのネット銀行です。

楽天銀行
公式サイトはコチラ

運営会社名楽天銀行株式会社
会社住所〒108-0075
東京都港区港南2-16-5 NBF品川タワー
電話番号0120-776-910
振込手数料(他行宛)145円/回
提携ATM数全国約10万台
お問い合わせhttps://www.rakuten-bank.co.jp/support/
特徴1200万口座を超える日本最大級のネット銀行。お取引で楽天ポイントを貯める事ができます。
公式HPhttps://www.rakuten-bank.co.jp/

PayPay銀行の手数料相場:145円(他行宛振込手数料)

PayPay銀行の振込手数料(他行宛)相場も、145円となっています。

PayPay銀行の振込手数料

PayPay銀行の振込手数料

(※PayPay銀行公式サイトより引用)

 手数料(税込)
自行宛無料
他行宛145円/回
ATM 入金・3万円以上無料
・3万円未満も1回まで無料
・3万円未満2回目以降、1回165円/330円(提携ATMによる)
ATM 出金・3万円以上無料
・3万円未満も1回まで無料
・3万円未満2回目以降、1回165円/330円(提携ATMによる)

(※PayPay銀行の手数料一覧2022817日時点)

PayPay銀行の1回目の提携ATM入出金は無料。2回目以降も3万円以上なら無料、3万円未満の場合のみ165円〜の手数料が発生します。

また、本人の三井住友銀行口座への振込、本人の三井住友銀行口座からの振込が無料。三井住友銀行口座をすでに使っている人には、特におすすめのネット銀行です。

PayPay銀行には、キャッシュカード不要、アプリから一部コンビニATMでの取引可能というメリットもあります。

PayPay銀行
公式サイトはコチラ

運営会社名PayPay銀行株式会社
会社住所〒163-0490
東京都新宿区西新宿2-1-1
電話番号0120-990-634
振込手数料(他行宛)145円/回
提携ATM数全国約9万5000台
お問い合わせhttps://www.paypay-bank.co.jp/support/
特徴最短で当日に口座を開設する事が可能です。PayPay銀行アプリでATMをカードレスで入出金する事ができます。
公式HPhttps://www.paypay-bank.co.jp/

住信SBIネット銀行の手数料相場:1回77円〜145円(他行宛振込手数料)

住信SBIネット銀行の振込手数料(他行宛)相場は、77円〜145円となっています。

住信SBIネット銀行の振込手数料

住信SBIネット銀行の振込手数料

(※住信SBIネット銀行公式サイトより引用)

 手数料(税込)
自行宛無料
他行宛77円〜145円/回
ATM 入金・1回110円
・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料
ATM 出金・1回110円
・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料

(※住信SBIネット銀行の手数料一覧2022817日時点)

住信SBIネット銀行では、「スマプロランク」に応じて、月々のATMの利用手数料や振り込み手数料が決定。

給与、賞与または年金の入金口座に住信SBIネット銀行を指定すると、前述の楽天銀行では月5回付与*のところ、住信SBIネット銀行では月10回分の無料枠が付与。

何もしていなくても月1回の無料枠があるのに加えて、生体認証アプリの登録を済ませるだけで月5回の無料枠が付与されるなど、全体的に無料基準が低いのも特徴です。

*月5回分まで翌月繰越あり。5回の無料枠を全く使用していない月があれば翌月は10回のATM利用や振込手数料の無料枠があります。

住信SBIネット銀行
公式サイトはコチラ

運営会社名住信SBIネット銀行 株式会社
会社住所〒106-6018
東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー18階
電話番号0120-974-242
振込手数料(他行宛)77円〜145円/回
提携ATM数HP記載なし
お問い合わせhttps://www.netbk.co.jp/contents/support/
特徴住信SBIネット銀行と三井住友信託銀行の口座あての振込手数料は無制限で無料となっています。
公式HPhttps://www.netbk.co.jp/contents/

セブン銀行の手数料相場:1回165円(他行宛振込手数料)

セブン銀行の振込手数料(他行宛)相場は、165円となっています。

セブン銀行の振込手数料

セブン銀行の振込手数料

(※セブン銀行公式サイトより引用)

 手数料(税込)
自行宛55円/回
他行宛165円/回
ATM 入金24時間無料
ATM 出金・0時〜7時/19時〜24時:110円
・7時〜19時:無料

(※セブン銀行の手数料一覧2022817日時点)

セブン銀行ATMにおける預入の手数料は24時間無料、7時〜19時の間なら引出しも無料、それ以外の時間でも110円で利用できます。

セブン銀行の強みは、なんといっても「自社ATM」の設置台数。ここまで紹介してきた楽天銀行やPayPay銀行が、コンビニなどの「提携ATM」利用になるのと比べると、非常に利便性が高いと言えるでしょう。

3万円以上の預入・引出しでの手数料変更といった制限がないため、少ない金額の預入や引出を回数利用する人におすすめです。

また、セブン銀行宛ての振込手数料は回数無制限で55円となっています。

セブン銀行
公式サイトはコチラ

運営会社名株式会社セブン銀行
会社住所〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-6-1
電話番号0120-77-1179
振込手数料(他行宛)165円/回
提携ATM数全国2万6000台以上(自社ATM)
お問い合わせhttps://www.sevenbank.co.jp/contact/
特徴駅構内などでもよく見るセブン銀行ATMは、全国2万5000箇所以上に設置。24時間安心してATMを利用できます。
公式HPhttps://www.sevenbank.co.jp/

ソニー銀行の手数料相場:1回110円(他行宛振込手数料)

ソニー銀行の振込手数料(他行宛)相場は110円となっています。

ソニー銀行の振込手数料

ソニー銀行の振込手数料

(※ソニー銀行公式サイトより引用)

 手数料(税込)
自行宛無料
他行宛110円/回
ATM 入金 無料
※提携ATMごと・曜日ごとに利用可能時間帯が細かく異なる
ATM 出金・月4回まで無料
・月5回目以降は1回110円
・口座残高300万円以上など(「優遇プログラム Club S」シルバー)→月7回無料

(※ソニー銀行の手数料一覧2022817日時点)

ソニー銀行ではもともと月1回、さらにデビットカード「Sony Bank WALLET」を持っているだけでさらに1回、他行への振込手数料が無料になります。

また、楽天銀行の「ハッピープログラム」や住信SBIネット銀行の「スマプロランク」と同様に、一定の利用条件のもと無料回数が付与される「優遇プログラム Club S (クラブエス)」が用意されています。

ソニー銀行間の振込手数料は無料です。

ソニー銀行
公式サイトはコチラ

運営会社名ソニー銀行株式会社
会社住所〒100-0011
東京都千代田区内幸町二丁目1番6号
電話番号0120-365-723
振込手数料(他行宛)110円/回
提携ATM数HP記載なし
お問い合わせhttps://moneykit.net/visitor/cs/
特徴「優遇プログラム Club S」はステージに応じて、振り込み手数料無料回数が最大11回まで無料になります。
公式HPhttps://moneykit.net/

みんなの銀行の手数料相場:1回200円(他行宛振込手数料)

みんなの銀行の振込手数料(他行宛)相場は200円となっています。

みんなの銀行の振込手数料

みんなの銀行の振込手数料

(※みんなの銀行公式サイトより引用)

 手数料(税込)
自行宛無料
他行宛200円/回
ATM 入金無料
ATM 出金・1回110円
プレミアム会員の場合、月15回まで​無料​​​。16回目から1回110円

(※みんなの銀行の手数料一覧2022817日時点)

セブン銀行ATMの利用で、預入の手数料は無料、引出しには通常110円かかります。月600円のプレミアム会員になると、月15回まで引出しも手数料無料です。

1回の振込手数料は他のネット銀行と比べるとお高め。しかし、急な出費や支払があっても最大5万円まで自動で立替えてくれるサービス「Cover(カバー)」をはじめ、非常に手厚いサービスが特徴です。

みんなの銀行
公式サイトはコチラ

運営会社名株式会社みんなの銀行
会社住所〒810-0002
福岡県福岡市中央区西中洲6番27号
電話番号092-791-9231(代表)
振込手数料(他行宛)200円/回
提携ATM数2万6000台以上(セブン銀行ATMのみ)
お問い合わせhttps://www.minna-no-ginko.com/contact/
特徴口座開設からATMでの入出金・振込・支払いまでスマホ1つで完結するネット銀行です。
公式HPhttps://www.minna-no-ginko.com/

ネット銀行の料金相場

ネット銀行各社の手数料相場を表にまとめました。

ネット銀行名自行宛 手数料他行宛 手数料無料回数の付与条件ATM 入金手数料ATM 出金手数料提携ATM数特徴
楽天銀行無料145円/回・口座残高10万円以上→月1回無料・給与受取口座の指定→月3回無料・3万円以上無料
・3万円未満1回220円/275円(提携ATMによる)
・口座残高10万円以上→月1回無料
・1回220円/275円(提携ATMによる)
・口座残高10万円以上→月1回無料 
全国約10万台・日本最大級のネット銀行
・お取引で楽天ポイントを貯める事が可能
PayPay銀行    無料     145円/回  ・もともと月1回無料
・預金平均残高3,000万円以上→月5回無料 
・3万円以上無料
・3万円未満も1回まで無料
・3万円未満2回目以降、1回165円/330円(提携ATMによる)
・3万円以上無料
・3万円未満も1回まで無料
・3万円未満2回目以降、1回165円/330円(提携ATMによる)
全国約9万5000台  ・キャッシュカード不要
・三井住友銀行口座からの振込が無料   
住信SBIネット銀行無料77円〜145円/回・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料
・1回110円
・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料
・1回110円
・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料
HP記載なし・住信SBIネット銀行口座からの振込が無料
・スマプロランクに応じて無料回数が決まる
セブン銀行55円/回165円/回24時間無料 ・0時〜7時/19時〜24時:110円
・7時〜19時:無料
全国2万6000台以上(自社ATM)・ATMの入金手数料は24時間無料
・ATM利用限度額を設定する事が可能
ソニー銀行無料110円/回・もともと月1回無料
・Sony Bank WALLET所有→月2回無料
・ 月末の総残高合計300万円以上→さらに月2回分追加
 無料
※提携ATMごと・曜日ごとに利用可能時間帯が細かく異なる
・月4回まで無料
・月5回目以降は1回110円
・口座残高300万円以上など(「優遇プログラム Club S」シルバー)→月7回無料
HP記載なし・優遇プログラムのステージ獲得でお得に
・振り込み手数料無料回数は最大11回
みんなの銀行無料200円/回無料 ・1回110円
プレミアム会員の場合、月15回まで​無料​​​。16回目から1回110円
2万6000台以上(セブン銀行ATMのみ)・スマホで完結するネット銀行
・セブン銀行ATMのみ利用可能

今回ご紹介したネット銀行で、他行宛の振込手数料が一番安かったのは、住信SBIネット銀行の77円〜。一番高かったのはみんなの銀行で、1回200円でした。

また、今回ご紹介したネット銀行で、「ATMでの預け入れ」の手数料が一番安かったのはセブン銀行・ソニー銀行・みんなの銀行で無料、一番高かったのは楽天銀行(3万円未満の預入)で、220〜275円でした。

一方、「ATMでの引き出し」の手数料が一番安かったのは、セブン銀行(7時〜19時)・ソニー銀行(通常月4回まで)・PayPay銀行(3万円以上無制限・3万円未満月1回)で無料、一番高かったのは楽天銀行で220〜275円でした。

ネット銀行の選び方

ネット銀行の選び方

ここまで、ネット銀行の手数料相場をご紹介してきました。すべての手数料が安い上に使い勝手もいいところはなく、各社一長一短です。どのようにネット銀行を選べば良いのか迷ってしまう人が多いかもしれません。

ここでは、そんなネット銀行の選び方をご紹介します。

よく使うサービスとの相性で選ぶ

一番簡単なのは、通販サイトなどよく使うサービスとの相性で選ぶ方法です。

サービスによっては決済できる銀行が限られていたり、一部銀行のみに対して優遇措置を設けていたりする場合があります。

一回の利用ならたいした差を生まない小さな手数料でも、繰り返し長期間に渡って利用するつもりなら、相性のいい銀行口座を開設しておくのがおすすめです。

ネット口座をどこでよく使うか利用サービスとおすすめの銀行メリット
通販サイトでのお買い物・Yahoo!ショッピング / PayPayモールユーザー→PayPay銀行
・楽天市場→楽天銀行
・Creema→PayPay銀行
・アプリからのチャージや支払いが容易
コンビニATMでの現金引き出し・ローソンユーザー→住信SBI銀行
・セブンイレブンユーザー→セブン銀行
・預入/引出/振込を無料でできる時間が長い
・手数料が有料の時間帯でも手数料が安い
クレジットカードの引落し口座として・楽天カードユーザー→楽天銀行
・ミライノカードJCB一般ユーザー→住信SBIネット銀行
・楽天カードと楽天銀行連携すると、楽天市場での楽天カード支払いが+1倍に(SPUプログラム)
・ミライノカードJCB一般の引落し口座を住信SBI銀行に設定し1万円以上利用するなどいくつかの条件をクリアすると、振込手数料の無料回数が月10回に(スマプロランク
電子マネーのチャージ口座として・PayPayユーザー→PayPay銀行
・d払いユーザー→ソニー銀行
・出金手数料0円はPayPay銀行のみ
・メンテナンス時間が短く、取引時間が長い
証券口座との連携をして・SBI証券ユーザー→住信SBI銀行
・楽天証券ユーザー→楽天銀行
・証券口座との連携で利率アップ

この中でも特に注目したいのは、長期的に見れば大きな金銭的メリットが得られる「クレジットカードとの相性」です。

楽天カードユーザーなら楽天銀行、ミライノカードJCB一般(下画像)ユーザーなら住信SBIネット銀行、といった相性のいいネット銀行口座を開設すると良いでしょう。

ミライノカード

ミライノカード

ミライノカードJCB公式サイトより)

よく利用している大手銀行口座との相性で選ぶ

大手銀行をメインバンクとしてすでに使っている人なら、大手銀行と新しく開設するネット銀行との相性も重要です。

たとえば、メインバンクATMを利用できないネット銀行を選んでしまうと、口座間の資金移動時に面倒だったり、余計に手数料がかかってしまうことも。

その点、PayPay銀行ではゆうちょ銀行ATMや三井住友銀行ATMが利用でき、3万円以上の入出金なら無料なので街で現金が必要になった場合などにも便利でしょう。

また、三菱UFJ銀行(下キャプチャ参照)や三井住友銀行を給与の受け取り口座に指定している人なら、セブン銀行もおすすめ。給料日付近にセブン銀行ATMの入出金・振込無料日があり、相性バツグンです。

セブン銀行

セブン銀行

セブン銀行公式サイトより引用)

大手銀行等相性が良いネット銀行
ゆうちょ銀行・PayPay銀行(ゆうちょ銀行ATMでの3万円以上の入出金手数料が無料)
三菱UFJ銀行・楽天銀行(三菱UFJ銀行ATMが利用できる)
・ソニー銀行(三菱UFJ銀行ATMが利用できる)
・セブン銀行(毎月25日・月末の8:45〜18:00なら三菱UFJ銀行キャッシュカードでのセブン銀行利用が無料)
みずほ銀行・楽天銀行(みずほ銀行ATMが利用できる)
三井住友銀行・PayPay銀行(三井住友銀行ATMでの3万円以上の入出金手数料が無料、また本人の三井住友銀行口座からPayPay銀行口座への振込が無料)
・ソニー銀行(入金はいつでも無料、出金も金額に関係なく110円で利用可能)
・セブン銀行(毎月25日・26日の8:45〜18:00なら三井住友銀行キャッシュカードでのセブン銀行利用が無料)
三井住友信託銀行・住信SBIネット銀行(振込手数料が回数無制限で無料)

ネット銀行の手数料を安く利用する方法

ネット銀行の手数料を安く利用する方法

手数料が安いネット銀行の手数料をさらにお安くするにはどのような方法があるのでしょうか。

「銀行振り込みのたびに高い手数料がかかるのはイヤ……」

ネット銀行を安くお得に利用する方法をご紹介します。

①開設した銀行口座を頻繁に利用する

ソニー銀行や、住信ネット銀行、楽天銀行など、いくつかのネット銀行では、利用状況に応じたランク制度が用意されています。

分散して使うよりも、ランクアップの対象になるように同じ銀行を使うと、ATM利用や振込手数料の無料回数が増えるというメリットも。

たとえば、ソニー銀行なら、ソニー銀行デビットカード「Sony Bank WALLET」の利用でキャッシュバックされる月々のパーセンテージが最大4倍に!

Sony Bank WALLET

Sony Bank WALLET

ソニー銀行公式サイトより)

用途によってネット銀行を使い分けるのはほどほどにして、1つの銀行でまとまった利用をするのも手でしょう。

②キャンペーンを利用

口座開設時に利用できるキャンペーンには、友達紹介による口座開設と新規口座開設+αの条件達成(口座振替の引き落としなど)があります。

友達紹介による口座開設

みんなの銀行なら、紹介者に1,000円、新規口座開設者に1,000円。1人あたり30万円まで紹介キャンペーンでの現金受け取りが可能です。

みんなの銀行

みんなの銀行

みんなの銀行公式サイトより)

友達紹介で紹介した側/された側それぞれにポイントや現金が付与されるキャンペーンは、比較的ハードルが低いことが多いです。

一回あたりの額はたいしたことがありませんが、紹介してもらって、自分も誰か友達に紹介することも可能。繰り返し紹介してOKなキャンペーンもありますよ。

新規口座開設+α(口座振替の引き落としなど)

楽天のような常設キャンペーンは珍しく、期間限定が普通なので、欲しいネット銀行がキャンペーンを実施していたらすぐ開設しましょう。

楽天銀行

楽天銀行

楽天銀行公式サイトより)

ネット銀行連携のデビットカード使用で一定割合キャッシュバックされたり、同系列のサービス登録が条件の現金付与も。少額リターンの割に登録に手間がかかったり、後でいらないサービスに時間を取られることも。

本当に必要なサービスだけを利用するようにしましょう。

ネット銀行の手数料相場と選び方、安くする方法まとめ

今回ご紹介したネット銀行で、他行への振込手数料が一番安かったのは住信SBIネット銀行の77円〜。一番高かったのはみんなの銀行で、1回200円でした。

しかし、1回の入出金・振込金額や、月々のATM利用頻度、振込先(同じ銀行か違う銀行宛か)などによってお得なネット銀行の順位が入れ替わるため、自分の利用形態にあったネット銀行を選ぶことが重要でした。

選び方に困ったら、よく利用する通販サービスや決済サービスなどとの相性や、すでに持っている大手銀行口座との相性なども踏まえて、ネット銀行を選ぶと良いでしょう。

開設したネット銀行口座を頻繁に利用することで優遇プランの適用を受けたり、ネット銀行が独自に実施しているキャンペーンを利用したりするのもおすすめです。

自分に合ったネット銀行を見つけて、お得でストレスの少ないマネーライフを実現しましょう!

ネット銀行の手数料の比較表

画像楽天銀行PayPay銀行住信SBIネット銀行セブン銀行ソニー銀行みんなの銀行
ネット銀行名楽天銀行PayPay銀行住信SBIネット銀行セブン銀行ソニー銀行みんなの銀行
自行宛
手数料
無料無料無料55円/回無料無料
他行宛
手数料
145円/回145円/回77円〜145円/回165円/回110円/回200円/回
無料回数の付与条件・口座残高10万円以上→月1回無料
・給与受取口座の指定→月3回無料
・もともと月1回無料
・預金平均残高3,000万円以上→月5回無料
・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料
・もともと月1回無料
・Sony Bank WALLET所有→月2回無料
・ 月末の総残高合計300万円以上→さらに月2回分追加
ATM 入金手数料・3万円以上無料
・3万円未満1回220円/275円(提携ATMによる)
・口座残高10万円以上→月1回無料
・3万円以上無料
・3万円未満も1回まで無料
・3万円未満2回目以降、1回165円/330円(提携ATMによる)
・1回110円
・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料
24時間無料無料
※提携ATMごと・曜日ごとに利用可能時間帯が細かく異なる
無料
ATM 出金手数料・1回220円/275円(提携ATMによる)
・口座残高10万円以上→月1回無料 
・3万円以上無料
・3万円未満も1回まで無料
・3万円未満2回目以降、1回165円/330円(提携ATMによる)
・1回110円
・月末時点で生体認証ログインサービスに登録済み→月5回無料
・給与受取口座の指定→月10回無料
・0時〜7時/19時〜24時:110円
・7時〜19時:無料
・月4回まで無料
・月5回目以降は1回110円
・口座残高300万円以上など(「優遇プログラム Club S」シルバー)→月7回無料
・1回110円
・プレミアム会員の場合、月15回まで​無料​​​。16回目から1回110円
提携ATM数全国約10万台全国約9万5000台HP記載なし全国2万6000台以上(自社ATM)HP記載なし2万6000台以上(セブン銀行ATMのみ)
特徴     ネット銀行口座数No.1。残高や取引に応じて手数料が優待されます。        最短当日に口座開設が可能。PayPay以外の各種キャッシュレス決済にも対応しています。          最短翌日に口座開設が可能。アプリ一つでATM入出金、他行宛振込、SBI証券との連携も可能です。             セブン銀行ATMなら、平日はもちろん土日祝日も7~19時の間は手数料が無料です。           公式アプリで残高照会、振込、外貨取引などができます。         貯蓄預金を仮想の「ボックス」に目的別に合わせて仕分ける事ができます。                 

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