ETCカード年会費とポイント還元率の相場と選び方【各社比較検証】

ETCカード年会費の料金相場車関連

ETCカード年会費とポイント還元率を各社比較。選び方、おすすめをご紹介しています。

最近では、ETCカードがないと通行できないETC専用の無人IC「スマートIC」も登場。ETCカードは高速道路利用に欠かせない存在となりつつあり、1人最低1枚持っておくべきカードです。

しかし、せっかく持つなら、お得なETCカードを選びたいもの。有料道路の利用頻度が高い人ほど、自分に合ったETCカードを選ぶメリットは大きいでしょう。

この記事では、ETCカードの年会費とポイント還元率の相場と選び方、ポイントの貯め方を徹底解説していきます。少しでも高速道路を利用する機会がある人はぜひご覧ください。

便利でお得なETCカードを早めにゲットしておきましょう。

ETCカードとは

ETCカードは、ICチップが埋め込まれた決済用カードです。ディーラーなどでセットアップの済んだ車側のケース(=ETC車載器)に挿し込んで使用します。

高速道路の料金所で係員さんに現金を支払わずとも、ETC用のレーンをくぐるだけで高速道路料金の決済が完了する「ETCシステム」に利用されます。

ETC利用の手順

ETC利用の手順

(※セゾンカードより)

「ETCシステム」とは、車体情報や利用区間を瞬時に判別し、計算して決済まで済ませてくれる大変便利なシステムです。高速道路料金は自動車のサイズや利用区間によって異なるため、有料区間の通行料金を一台一台計算する必要があります。

従来、料金所の係員さんがこなしてきたこの作業を、ETC車載器と料金所レーン上部のセンサーが無線通信を行って、料金所レーンのバーが開閉する仕組みです。

高速道路を少しでも利用する人なら、「一般レーン」と「一般/ETCレーン」、「ETC専用レーン」に分かれる料金所付近では車線に気をつけますよね。高速道路でもIoT化が進んでおり、ETCシステムの役割は今後ますます大きくなっていくでしょう。

ETCカードの種類

ETCカードは、大きく次の2種類に分けることができます。

クレジット型

ETCカードでメジャーなのは、クレジットカード各社が発行するこのタイプでしょう。今回の記事では主にこちらを紹介します。

クレジットカード番号や有効期限が記載された見た目からしてもクレジットカードとさほど変わりません。1ヶ月の決済総額が、翌月の決められた日にまとめて口座から引き落されます。

例:JA-SSカード、イオンカード、ダイナースクラブカード、TOYOTA TS CUBIC CARD、セゾンカード

デポジット型

主要道路会社の6社が提供しているデポジット形式のETCカードです。クレジットカード会社が発行するETCカードでは、発行に際して、年収や勤め先、その他信用情報などによる与信審査をクリアする必要があります。一方、デポジット型のカードなら決められた割合の保証金を預けておけば、信用情報等の審査なく利用可能です。

デポジットした保証金はそのままで、別途、毎月の利用総額が口座から引き落とされます。デポジットに対して利用額が多くなってくると、追加の保証金預入を求められる場合も。

例:パソカ(パーソナルカード)

ETCカード所持のメリット・デメリット

メリット

ETCカード所持のメリット
  • 一般レーンでの列待ちや完全停止しての支払いが不要になる
  • ETCカード設置済み車両しか通行できないインターチェンジ「スマートIC」が利用できるようになる
  • 高速料金にETC割引が適用される
  • クレジット型なら利用額の数%のポイント還元がある
  • ETC車載器が設定されていない車でも、一般レーンでクレジットカードとして支払いに使える
  • 旅先のレンタカーにETC車載器があれば挿入してETC専用レーンを通行できる

時間短縮のために有料道路を利用しているにもかかわらず、料金所レーンで並んで時間を取られていてはもったいないと思う人もいるでしょう。

ETC専用レーンでも時速20kmまでの減速は必要ですが、支払いに手間取ることもなくフトレスフリーなのがメリットです。

メリット

メリット

(※セゾンカードより)

デメリット

ETCカード所持のデメリット
  • クレジット型の場合、与信審査を通過できる信用情報である必要がある
  • ETC車載器の導入(セットアップ&取り付け)に時間と費用がかかる
  • ETC車載器を導入せず一般レーンでETCカードを手渡しして支払うとETC割引が適用されない
  • デポジット型の場合、保証金額分を常に預けておかなければならない

クレジット型のETCカードはクレジットカード付帯サービスとなっており、信用情報に問題がないことが求められます。人によってはデメリットというほどのことでも無いかもしれませんが、ハードルを感じる人もいるでしょう。

また、デポジット型では常に一定量のお金を預けておくことになるので、当然銀行預金のような利息がつきません。価値が目減りしていくことを考えれば、もったいないと感じる人もいるかもしれません。

ETCカードを挿入するETC車載器自体にも、さらにその設置にも費用がかかります(ETC本体代金5000円〜3万円程度+セットアップ3000円前後+取り付け5000円前後)。

しかし、これはレーン上部のセンサーと無線通信するために必須のETCシステム機材です。これにより道路会社が運営する「ETCマイレージサービス」の利用も可能になり、走行距離に応じてポイントが付与されます。

せっかくETCカードを作るならあわせてETC車載器の購入とセットアップをおすすめします。

ETCカードでのポイントの貯め方

ETCカードをセットアップ済みのETC車載器に挿入して有料の高速道路を走行するだけで、様々なポイントが貯まります。

代表的なポイントは以下の2つです。

  1. クレジット型のETCカードで貯まる各社ポイントやマイル
  2. ETCマイレージサービスで貯まるETC

「クレジットカード付帯のETCカード」では、クレジットカードと同じように支払額に対して0.1〜1%程度のポイントが付与されます。

楽天ポイントやTポイント、dポイント、Pontaポイントなどのメジャーなポイントが貯まるクレジットカードから、航空券購入などの用途が広いマイル(JAL/ANA)、その他カード会社独自のポイントが付与される場合もあります。ご自身の使いやすいポイントが貯まるETCカードを選びましょう。

ETCマイレージサービス

ETCマイレージサービス

(※ETCマイレージサービスより)

一方「ETCマイレージサービス」は、多くの道路事業者が共同で運営するポイントサービスです。

主要な高速道路の高速料金をETCカードで決済すると、翌月20日に利用額の1%〜10%のポイントが付与されます(以下のように道路事業者ごと付与率が異なる)。

後日このポイントを、高速料金の支払いに当てられる「還元額」に交換しておくことで、次の高速利用時に高速料金がその分安くなるという仕組みです。

道路事業者ポイントの付き方
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社10円につき1ポイント
本州四国連絡高速道路株式会社10円につき1ポイント
愛知県道路公社100円につき1ポイント+α
神戸市道路公社50円につき3ポイント+α
広島高速道路公社100円につき1ポイント+α
福岡北九州高速道路公社100円につき1ポイント+α

(※ETCマイレージサービスより引用)

大変便利なサービスですが、ETCマイレージサービスの利用にあたっては、以下のような注意点があります。

  • ポイント付与の翌年度末にポイントは失効してしまう
  • ポイントから還元額への交換作業が手作業なので失効させがち
  • 主要な高速道路ではポイントの交換単位が大きく、ある程度の高速走行が必要(1000ポイント未満の端数が年度末に残っていると失効させるしかない)
  • 交換するポイント数が少ないと還元額への交換レートが悪い(1000ポイント=還元額500円分に対し、5000ポイント=還元額5000円分)

しかし、まとまった利用があればクレジットカードの還元率よりも格段に高い点、優れたサービスです。また、クレジット型のETCカードなら、クレジットカードのポイントが貯まる上にETCマイレージのポイントも付与されます。

二重にポイントをゲットして、お得にETCカードを使いこなしましょう。

ETCカード年会費の料金相場:0円〜170,500円

ETCカード年会費の料金相場

ETCカード年会費の料金相場は、0円〜170,500円(クレジットカード本会費込み)となっています。

ここでは、ETCカード所持するのにかかる年会費で比較していきます。 

JA-SSのETCカードの年会費:220円〜

JA-SSのETCカードを利用するためにかかる年会費の料金相場は税込220円〜となっています。

JA-SSの料金相場

JA-SSの料金相場

(※JA-SS公式サイトより引用)

【JA-SSクレジットカード付帯ETCカード】
年会費還元率
税込220円〜(前年度15万円以上の利用で無料)200円につき1ポイント(ラブリィポイント)

(※JA-SSの料金一覧202262日時点)

JAのガソリンスタンド(SS)でガソリンが10円引きになるJA-SSクレジットカードをもてば、永年無料のETCカードがついてきます。

JA-SSクレジットカード&ETCカードでは、なんといっても、ガソリン代のリッター10円引きが魅力でしょう。

ゴールドカードならこの程度のガソリン割引があるクレジットカードもありますが、初年度年会費無料、かつこの少額な維持費用で持てるカードとしては群を抜いてコストパフォーマンスが高いと言えます。

よく高速道路で長距離移動するような人におすすめです。ただし、北海道、長野県、愛知県など一部適用外地域もあるので注意しましょう。

JA-SS ETCカード
公式サイトはコチラ

運営会社名株式会社ジャックス
会社住所〒150-8932
東京都渋谷区恵比寿4丁目1番18号 恵比寿ネオナート
電話番号03-5448-1311(代表)
料金年会費:220円〜
お問い合わせhttps://www.jaccs.co.jp/service/support/
特徴年間15万円をショッピング利用すれば、クレジットカードの年会費が無料になります。
公式HPhttps://www.jaccs.co.jp/

イオンのETCカードの年会費:0円

イオンのETCカードを利用するためにかかる年会費の料金相場は0円となっています。

イオンカードの料金相場

イオンカードの料金相場

(※イオンカード公式サイトより引用)

【イオンカード付帯ETCカード】
年会費還元率
無料200円につき1ポイント(WAON POINT)

(※イオンカードの料金一覧202262日時点)

イオンカードでは、年会費無料のETCカードが発行できます。

イオンの一般カードならクレジットカード自体も年会費無料のため、完全無料で利用できるのがメリットです。

また、イオンカードでは「イオン首都高カード」や「イオンNEXCO中日本カード」といった地域ごとのクレジットカードとETCカードを発行しています。

サービスエリア(SA)をお得に使えたり高速料金が割引かれたりするので、特定の高速道路を利用し、途中休憩を挟む人なら大変お得なカードです。

イオンカード
公式サイトはコチラ

運営会社名イオンクレジットサービス株式会社
会社住所〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3丁目22番地 テラススクエア
電話番号03-5281-2030(代表)
料金年会費:0円
お問い合わせhttps://www.aeon.co.jp/inquiry/
特徴年会費・発行手数料は無料、最短で申し込みの翌日に発行されます。
公式HPhttps://www.aeon.co.jp/

ダイナースクラブのETCカードの年会費:24,200円〜170,500円

ダイナースクラブのETCカードを利用するためにかかる年会費の料金相場は24,200円〜170,500円となっています。

ダイナースクラブの料金相場

ダイナースクラブの料金相場

(※ダイナースクラブ公式サイトより引用)

【ダイナースカード付帯ETCカード】
年会費還元率
税込24,200円〜170,500円100円につき1ポイント(ダイナースクラブ リワードポイント)

※ETCカード利用は200円につき1ポイント

(※ダイナースクラブの料金一覧202262日時点)

月50万円、月100万円など、月々の利用可能枠に一律の制限を設けているクレジットカード会社がほとんどの中、ダイナースカードは一律の制限を設けず、完全審査制としています。

また、ダイナースクラブでは、ETCカードを5枚まで発行できます。

月のクレジット決済額が多い人、また、複数台車を所有していてETCカードをそれぞれの車で使い分けているような方におすすめのETCカードです。

ダイナースクラブETCカード
公式サイトはコチラ

運営会社名三井住友トラストクラブ株式会社
会社住所〒104-0053
東京都中央区晴海一丁目8番10号 トリトンスクエアX棟
電話番号0120-074-024
料金年会費:24,200円〜170,500円
お問い合わせhttps://www.diners.co.jp/ja/contact.html
特徴年会費が高い分、充実したサービスを受けられるでしょう。
公式HPhttps://www.diners.co.jp/ja/index.html

TOYOTA TS CUBIC CARDのETCカードの年会費:1,375円〜11,000円

トヨタのETCカード「TOYOTA TS CUBIC CARD」を利用するためにかかる年会費の料金相場は1,375円〜11,000円となっています。

TOYOTA TS CUBIC CARDの料金相場

TOYOTA TS CUBIC CARDの料金相場

(※TOYOTA TS CUBIC CARD公式サイトより引用)

【TOYOTA TS CUBIC CARD付帯ETCカード】
年会費還元率
税込1,375円〜11,000円1,000円につき10ポイント(ポイントプラスポイント)

(※TOYOTA TS CUBIC CARDの料金一覧202262日時点)

TOYOTA TS CUBIC CARDのETCカードには、トヨタレンタリースでの割引などが付帯されており、レンタカー旅をする人におすすめのETCカードです。

特にゴールドカードなら、レギュラー会員の割引が10%に対し、20%もの割引率に。さらに、ENEOSでの給油も1Lあたり2円引となり、非常にお得なカードと言えます。

TOYOTA TS CUBIC CARD
公式サイトはコチラ

運営会社名トヨタファイナンス株式会社
会社住所〒451-6014
愛知県名古屋市西区牛島町6番1号 名古屋ルーセントタワー
電話番号03-5617-2511
料金年会費:1,375円〜11,000円
お問い合わせhttps://tscubic.com/inquiry/
特徴カード発行後、6ヶ月以内に使用すると250ポイントもらえます。
公式HPhttps://tscubic.com/

セゾンカードのETCカードの年会費:0円〜55,000円

セゾンカードを利用するためにかかる年会費は0円〜55,000円となっています。

セゾンカードの料金相場

セゾンカードの料金相場

(※セゾンカード公式サイトより引用)

【セゾンカード付帯ETCカード】
年会費還元率
税込0円〜55,000円1,000円につき1ポイント(永久不滅ポイント)

(※セゾンカードの料金一覧202262日時点)

セゾンカードでは、セゾンのマークのあるすべてのカードについて、クレジットカードとETCカードの同時発行を行っています。

発行スピードが早いことで知られ、高速利用直前に「ETCカードを用意し忘れていた……」という人におすすめ。

特にセゾンのクレジットカードを既に持っている人なら、渋谷や池袋などのパルコをはじめ、全国50箇所以上あるセゾンカウンターでETCカードの即日受け取りも可能です(一部対象外カードを除く)。

セゾンカードETC
公式サイトはコチラ

運営会社名株式会社クレディセゾン
会社住所〒170-6073
東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60・52F
電話番号0120-24-8376
料金年会費:0円〜55,000円
お問い合わせhttps://www.saisoncard.co.jp/contact/
特徴年会費永久無料、最短即日に発行できるカードです。
公式HPhttps://www.saisoncard.co.jp/

高速道路会社のETCカード「パソカ」の年会費:1,257円

ETCカード「パソカ」の年会費は1,257円となっています。

パソカの料金相場

パソカの料金相場

(※パソカ公式サイトより引用)

【ETCパーソナルカード「パソカ」】
年会費還元率
税込1,257円
※解約時に返還されるデポジット代は別途。月間高速料金平均の4倍。
利用額に対してポイントが付与されるサービスは無し

(※パソカの料金一覧202262日時点)

パソカ」は、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)や首都高速道路株式会社など主要道路会社6社が共同で発行しているETCカードです。

クレジットカード会社が発行するETCカードと異なり、月々の支払い能力などを確認する与信審査なく持てるのが最大の特徴。代わりに、月々の利用額の4倍ほどのデポジット(保証金)を預けておく必要があります。デポジットは、サービス解約時に返還されます。

北陸4県にお住まいの方等限定で、デビットカードで持てるETCカード、北國銀行の「北國ETCカード」があります。しかし、このETCカードは通常のデビットカードと違って即時引き落としでなく、翌月に口座から利用額が引き落とされる仕組みとなっています。

ETCパーソナルカード「パソカ」
公式サイトはコチラ

運営会社名東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社(6会社)
電話番号044-870-7333
料金年会費:1,257円
お問い合わせhttps://www.etc-pasoca.jp/contact/
特徴デビットカードで持てるETCカードはめったになく、クレジットカードを作りたくない人、作れない人でETCカードを持つならパソカほぼ一択です。
公式HPhttps://www.etc-pasoca.jp/

ETCカード所持にかかる年会費の料金相場

ETCカード年会費の料金相場を表にまとめました。

名称年会費ポイント還元率種類キャンペーン特徴
JA-SSクレジットカード220円〜(前年度15万円以上の利用で無料)200円につき1ポイント
(ラブリィポイント)
クレジット型新規入会キャンペーン
・JA-SSでの給油が10円/L引
イオンカード      0円        200円につき1ポイント   
(WAON POINT)
 クレジット型 新規入会キャンペーン
 WEB限定新規入会キャンペーン 
・地域道路に特化したクレジットカードがある 
・SA等での割引サービスがある
ダイナースカード24,200円〜170,500円100円につき1ポイント(ダイナースクラブ リワードポイント) ※ETCカード利用は200円につき1ポイントクレジット型新規入会キャンペーン
会員向けキャンペーン
・5枚まで作れる
・家族会員のETCカードまで無料
TOYOTA TS CUBIC
CARD
1,375円〜11,000円1,000円につき10ポイント
(ポイントプラスポイント)
クレジット型期間限定キャンペーン・ロードサービスやレンタカー割引が充実
セゾンカード0円〜55,000円1,000円につき1ポイント
(永久不滅ポイント)
クレジット型新規入会キャンペーン
会員向けキャンペーン
・即日発行が可能
パソカ1,257円利用額に対してポイントが付与されるサービスは無しデポジット型特になし・クレジットカードでないので与信審査がない

今回ご紹介したETCカードで年会費が一番安かったのはイオンとセゾンのETCカードで無料〜、料金が一番高かったのはダイナースクラブのETCカードで24,200円〜170,500円でした。

ダイナースクラブのETCカードは、クレジットカードの年会費が高い分、本人の車両台数に合わせて5枚までETCカード発行が可能な点などサービスが充実しています。

ETCカードの選び方

ETCカードの選び方

ここまでETCカード所持にかかる年会費の相場をご紹介してきましたが、サービスによって幅があり、どのように選べば良いのか迷ってしまう人もいるかもしれません。ここからは、そんなETCカードの選び方をご紹介します。

①ETCカードの種類で選ぶ

ETCカードには、個人の信用情報などから月々の支払い能力をチェックされて所持できるクレジット型のETCと、一定額を常に保証金として預けておくことで利用できるデポジット型があります。

A.クレジット型

クレジット型には、ポイント付与があり利用するだけで数%のリターンがあるので、信用情報に問題がない方にはおすすめです。

しかし、基本的にはクレジットカードと同じ仕組みなので、盗難に遭えば不正利用されてしまうリスクがあることや、たとえ家族であっても貸し借りができないため、車を使う一人ひとりが発行し、都度抜き差しする必要があるといった手間がかかります。

B. デポジット型

クレジット型ほどの金銭的リターンはありません。しかし、高速を頻繁に利用する人なら、一般レーンでいちいち対人の支払いに時間を割くのは億劫なはずです。

クレジットカードが発行できない人や、ETCカードが有料のクレジットカードしか作れない、持っていない人にとっては、ありがたい選択肢でしょう。

クレジット型JA-SSクレジットカード
イオンカード
ダイナースカード
TOYOTA TS CUBIC CARD
セゾンカード
クレジット型パソカ

②家族カードの年会費や枚数制限で選ぶ

ほとんどのクレジットカード会社が、家族カード会員に対してもETCカードの発行を受け付けています。しかし、ポイントはその前提となる家族カードの年会費と、ETCカードの枚数制限の2点です。

車を自分一人で使う人ならETCカード1枚で足りますが、本会員のETCカードを家族内で使い回すのはクレジットカードの規約違反にあたります。2人以上で1台の車を利用するなら、家族カード付帯のETCカードは何枚まで発行できるのか、また無料の範囲はどこまでか、といった詳細を必ずチェックしておきましょう。

各クレジットカードの家族カード年会費とETCカードの枚数制限を表にまとめました。

家族カード年会費家族カードとETCカードの枚数制限
JA-SSクレジットカード220円/枚
(前年度15万円以上の利用で無料)
・家族カードは2枚まで
・ETCカードは1枚まで(本カード付帯のETCカード含め)
イオンカード無料・家族カードは3枚まで
・家族カード1枚に対し、ETCカード1枚まで(無料)
ダイナースカード・プレミアムカード:無料
・ダイナースクラブカード:5500円/枚
・ANAダイナースカード:6600円/枚
・BMWダイナースカード:7700円/枚
・JALダイナースカード:9900円/枚 etc.
・家族カード1枚に対し、ETCカード5枚まで(無料)
TOYOTA TS CUBIC CARD・レギュラー:初年度無料、2年目〜440円/枚・セレクト:1100円/枚
・ゴールド:1名まで無料、2名以上は1100円/枚
・家族カード枚数制限なし
・家族カード1枚に対し、ETCカード1枚まで(無料)
セゾンカード・セゾンカードインターナショナル:無料・ゴールドカードセゾン:1100円/枚
・MileagePlusセゾンゴールドカード:5500円/枚
・MileagePlusセゾンプラチナカード:9900円/枚
・家族カード発行は基本4枚まで(本カードの種類による
・本カード1枚に付きETCカード5枚まで(無料)
高速道路会社のETCカード「パソカ」年間1257円/枚(解約時に返還されるデポジット代は別途。月間高速料金平均の4倍)・家族カードが存在しないため、新規での申込

ETCカードを安く利用する方法

ETCカードを安く利用する方法

ETCカードにかかる費用を安くするにはどのような方法があるのでしょうか。

ETCカードを安く利用する方法をご紹介します。

①クレジットカードのキャンペーンを利用する

ETCカード発行自体のキャンペーンはなかなか見られないかもしれませんが、ETCカード付帯元のクレジットカードについては豊富にキャンペーンが用意されています。

イオンカードキャンペーン

イオンカードキャンペーン

イオンカードキャンペーンサイトより)

どれくらい有料道路を利用するかどうかもまだわからないのに、いきなりクレジットカードの年会費がかかってくるのはちょっと・・という方には良い方法でしょう。年会費分、もしくはそれ以上のキャッシュバックやポイントバックがあるカードも多いです。

今回紹介した中なら、たとえばJA-SSクレジットカードやイオンカード、ダイナースクラブカードとあたりが贅沢なキャンペーンを行っていますので、是非チェックしてみてください。

JA-SSクレジットカード新規入会キャンペーン
イオンカード新規入会キャンペーン・WEB限定新規入会キャンペーン
ダイナースカード新規入会キャンペーン・会員向けキャンペーン
TOYOTA TS CUBIC CARD期間限定キャンペーン
セゾンカード新規入会キャンペーン・会員向けキャンペーン
高速道路会社のETCカード「パソカ」特になし

ETCカードの料金相場と選び方、安くする方法まとめ

今回ご紹介したETCカードで年間維持費用が一番安かったのはイオンカードとセゾンのETCカードで0円〜、料金が一番高かったのはダイナースクラブで24,200円〜170,500円でした。

クレジット型とデポジット型、どちらが自分に合っているか、また、クレジット型なら家族のETCカードも発行できるかどうかを踏まえてETCカードを選ぶと良いでしょう。

高速道路を頻繁に利用する人なら確実にポイントが貯まるクレジット型がおすすめ。月々の利用額が明確でない場合は、まず年会費の高すぎないものから利用し始めるといいでしょう。

いずれにしても、有料道路料金所のスムーズな運営のためETC割引が適用される金銭的メリットがあり、代金の受け渡しを必要としない非常に便利なカードです。快適な高速道路利用を目指して、自分に合ったETCカードを選びましょう。

ETCカードの比較表

画像JA-SSクレジットカードイオンカードダイナースカードTOYOTA TS CUBIC CARDセゾンカードパソカ
名称JA-SSクレジットカードイオンカードダイナースカードTOYOTA TS CUBIC CARDセゾンカードパソカ
年会費220円〜(前年度15万円以上の利用で無料)0円24,200円〜
170,500円
1,375円〜11,000円0円〜55,000円1,257円
ポイント還元率200円につき1ポイント(ラブリィポイント)200円につき1ポイント(WAON POINT)100円につき1ポイント(ダイナースクラブ リワードポイント) ※ETCカード利用は200円につき1ポイント1,000円につき10ポイント(ポイントプラスポイント)1,000円につき1ポイント(永久不滅ポイント)利用額に対してポイントが付与されるサービスは無し
種類クレジット型クレジット型クレジット型クレジット型クレジット型デポジット型
キャンペーン新規入会キャンペーン新規入会キャンペーン・WEB限定新規入会キャンペーン新規入会キャンペーン・会員向けキャンペーン期間限定キャンペーン新規入会キャンペーン・会員向けキャンペーン特になし
特徴JA-SSでの給油がリッター10円引き。高速道路で長距離移動する人におすすめです。イオンの一般カードなら完全無料で利用することができます。ETCカードを5枚まで発行することが可能です。トヨタレンタリースでの割引やENEOSでの給油がリッター2円引となります。最短即日に発行することが可能です。月々の利用額の4倍ほどのデポジット(保証金)を預けることで利用することができます。
公式リンク詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

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