いちご狩りの料金相場といちご園の選び方【地域別比較検証】

店頭に並ぶ甘酸っぱいいちごは色々な世代に人気がありますね。

甘い品種も多くなりましたが、本当に甘くて美味しいのは完熟したいちごです。

完熟イチゴはデリケートなので店頭に並ぶことはありませんが、いちご狩りなら完熟イチゴを摘み取りその場で食べことができます。

家族みんなでいちご狩り体験ができる、いちご狩りの料金や時期、いちご園の特徴をご紹介します。

この記事を監修いただいた専門家

坂本園代表 坂本一生

資格/認定：奈良県認定就農者、栄養士、野菜ソムリエ、美味安全野菜栽培士

農家（奈良県認定）／栄養士／野菜ソムリエ／美味安全野菜栽培士。大学で栄養学を学び、病院栄養士として従事する。その後、食の素晴らしさを伝えるため、農家を志、2018年に独立。これまで野菜や果物など、100種類以上の作物を栽培。育てた作物は、JAや星付きレストラン、ショッピングモールなどに届く。

◆坂本園 公式サイト： https://www.sakamotoen-yamato.jp/
◆Youtube：https://www.youtube.com/@sakanii_gourmet

いちご狩りとは？時期や方式について

いちご狩りとは、いちごを自分で摘み取ることができる体験型のイベントです。

店頭では購入できない新鮮な完熟いちごを味わうことができます。

いちご狩りの時期や方法、美味しいいちごを食べるコツを解説します。

参考：マザー牧場

参考：美作農園

参考：吉野berry

参考：トレジャーふぁーむ

いちご狩りの時期

いちご狩りの時期は12月から6月くらいまでと幅があります。

いちごはハウス栽培されますが、いちご園の所在地により気温差があるため収穫時期も異なります。

地域ごとの収穫時期にあわせていちご園を選べば、長期間いちご狩りを楽しめます。

いちご狩りの方式

いちご狩りには食べ放題とパック詰めの2つの方式があります。

それぞれの特徴は以下になります。

食べ放題方式

食べ放題方式では、いちご園で摘み取ったいちごをその場で食べることができます。

時間制限がありますが、好きなだけいちごを食べることができるのが特徴です。

摘み取ったいちごを計り売りで持ち帰ったり、別途お土産用に購入できるいちご園もあります。

パック詰め方式

パック詰め方式では、いちご園のハウス内で食べずに摘み取ったいちごを所定のパックに詰めて持ち帰ります。

時間制限がある食べ放題は小さな子供では時間が足りなくなりますが、パック詰め方式は摘み取り後ゆっくり食べられるのが特徴です。

いちごの主な品種と特徴

いちご園では色々な品種のいちごが栽培されているので、食べ比べも楽しめますね。

いちご園で栽培されている主な品種には以下のものがあります。

章姫

章姫はさっぱりとした甘みで酸味が少ない品種です。

他のいちごに比べ縦長のシルエットが特徴になります。

紅ほっぺ

紅ほっぺは、章姫とさちのかを交配させてできたいちごになります。

酸味と甘味のバランスがよく実が大きくなるのが特徴です。

よつぼし

糖度が高く果実が硬めで、しっかりとした味わいが特徴の希少種のいちごです。

かおり野

かおり野はいちごの香りが強いのが特徴で、甘みが濃く爽やかな酸味もある大粒のいちごです。

いちご狩りで美味しいいちごを食べるコツ

いちご狩りが初めての方では、どのようないちごが完熟いちごが見分けるのが難しいですね。

たくさんのいちごが栽培されているいちご園には、成長途中のいちごもたくさんあります。

いちご狩りで完熟した美味しいいちごを食べるコツを解説します。

完熟いちごを見分けるコツ

粒やヘタまで赤いものほど糖度が高い完熟いちごになります。実につやがありヘタが反り返っているとより新鮮です。

ヘタ付近に白い部分が残るいちごはまだ完熟していません。下の写真を参考に美味しい完熟いちごを選びましょう。

いちごの摘み方のコツ

完熟いちごは柔らかくつぶれやすいので、手で摘むときには注意が必要です。

以下の図のようにすると、いちごを潰さずきれいに摘むことができます。

①茎を人差し指と中指の間に挟み、いちごを優しく手のひらで包みます。

②いちごを手前に倒すと、ヘタから茎が外れます。

強く引っ張らずに優しくとるのがいちごの摘み方のコツになります。

高設栽培のいちご園を選ぶ

高設栽培は、高さ1メートル程度のプランターでいちごを栽培する方法です。

高さがあるのでしゃがまずに摘み取ることができるのが特徴になります。

高設栽培ではいちごの茎が垂れ下がるので地面につかず、いちごが土で汚れることもありません。

いちごは水につけてしまうと味が薄くなってしまいますが、そのまま食べるいちごにはコクがあります。

洗わずに食べられる高設栽培をしているいちご園を選べば、味の濃い完熟いちごを食べることができます。

いちご狩りでは新鮮な完熟いちごを選んで好きなだけ味わってくださいね。

いちご狩りの流れ

いちご狩りには予約制と当日受付をするいちご園があります。

いちごがなくなると閉園になる場合があるので、予約できるいちご園のほうが確実にいちご狩りを楽しめます。

いちご園での一般的ないちご狩りの流れは以下になります。

練乳などのいちご用トッピングのサービスや販売、持ち込みなど、いちご園により異なるので事前に確認してみましょう。

いちご狩りのメリットと注意点

いちご狩りにはメリットが多くありますが、注意点もあります。

いちご狩りのメリットと注意点をご紹介します。

いちご狩りのメリット

完熟いちごはデリケートなので果物店に並ぶことは少なく、本当に美味しいいちごはなかなか食べることができません。いちご狩りなら新鮮な完熟いちごを味わうことができます。

また、美味しく人気のあるブランドいちごは値段も高く、お腹いっぱい食べることはできませんね。ですが、食べ放題のいちご狩りなら値段を気にせず、好きなだけいちごを食べられます。

普段農産物を収穫することはありませんが、いちご狩りでは収穫体験をすることができます。いちご狩りは貴重な体験型のイベントなので、子供にとっても楽しい思い出になりますね。

いちご狩りは30分からと短時間でできるので、近場のいちご園なら日帰りで楽しめます。また、複合施設に併設されているいちご園ならほかの遊びに追加することもできます。

いちご狩りの注意点

いちごには収穫時期があり、いちご狩りの時期も限られています。自分が行きたいいちご園の開催時期をチェックしてから来園しましょう。いちご狩りの時期が過ぎてしまうと、次のフルーツ狩りのシーズンになってしまいます。

地域により差がありますが、12月から5月程度までいちご狩りを開催しているいちご園が多くあります。

いちご園では当日いちごがなくなると、受付を終了してしまうことがあります。予約制でないいちご園の場合には、当日のいちごの生育状況を確認してから来園するとよいでしょう。

いちご狩りはいちごを栽培しているハウスの中で行います。ハウス内は温度が高いので、外が寒くても動いていると暑く感じることがあります。温度にあわせて調整できる服装で行くと、快適にいちご狩りができます。

小さい子供と一緒にいちご狩りをするときには、トイレや食事ができるところがあるかにも注意しましょう。昼食を跨ぐ時間帯では、レストランなどがある複合施設内のいちご園もおすすめです。

いちご狩りの料金相場：2,000円～3,400円【おすすめ農園比較】

いちご狩りの料金相場は、2,000円～3,400円となっています。

いちご狩りを開催している各いちご園大人1名分の料金を比較しました。

おすすめのいちご園の料金や特徴をご紹介します。

マザー牧場：500円～2,800円（千葉）

（マザー牧場公式サイトより引用）

マザー牧場のいちご狩りの料金は、500円～2,800円となっています。
（マザー牧場入場料1,500円＋いちご園入室料500円＋果実代 800円）

マザー牧場の料金は以下になります。

千葉県富津市にあるマザー牧場内のいちご園で、立体型7段式水耕栽培をしています。

7段の異なる高さのプランターにいちごが植えられ、自分にあった高さでいちご狩りができるのが特徴です。

いちごの品種には紅ほっぺ、とちおとめ、もういっこ、かおり野、やよい姫の5種類があります。

パックに詰める摘み取り方式で、1パック（約500g/800円）から何パックでも購入でき、トッピング用のコンデンスミルクも用意されています。

いちご狩りにはマザー牧場の入場料金も必要になり、駐車料金（乗用車1,000円～）もかかります。

マザー牧場
いちご狩りの詳細はコチラ

いけだのいちご狩り屋さん：1,200円～3,000円（大阪）

（いけだのいちご狩り屋さん公式サイトより引用）

いけだのいちご狩り屋さんのいちご狩りの料金は、1,200円～3,000円となっています。

いけだのいちご狩り屋さんの料金は以下になります。

いけだのいちご狩り屋さんは、大阪府池田市に誕生した初めてのいちご狩り施設です。

シーズンは12月中旬〜6月中旬までとなっており、45分間の食べ放題で、甘くてジューシーないちごを思う存分味わえます。

トランポリンや、スーパーボールすくいといった子供が楽しめるアクティビティも用意されているので子連れの方にオススメのいちご狩り施設です。

完全予約制でホームページのWeb予約システムからしか予約を受け付けていないので注意が必要です。

いけだのいちご狩り屋さん
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駅チカイチゴ園GREENPEACE：1,000円～2,500円（埼玉）

（駅チカイチゴ園GREENPEACE公式サイトより引用）

駅チカイチゴ園GREENPEACEのいちご狩りの料金は、1,000円～2,500円です。

駅チカイチゴ園GREENPEACEは、埼玉県さいたま市東川口駅から徒歩わずか6分、電車でもアクセスが便利なイチゴ園です。

2017年にオープンし、新鮮なイチゴの直売やWEB販売、イチゴ狩り（30分間食べ放題）を提供しています。

イチゴ狩りのシーズンは1月から5月いっぱいまでで、紅ほっぺ・章姫・よつぼしの3種類を食べ比べることができます。

また、車いすの方やベビーカーを利用する方にも優しいバリアフリーな環境で、広々としたスペースや清潔なお手洗いが2台完備されています。おむつ替え台もあるので、ご家族で安心してお楽しみいただけますよ。

駅チカイチゴ園GREENPEACE
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ベリーズファン：1,200円～2,400円（栃木）

（ベリーズファン公式サイトより引用）

ベリーズファンのいちご狩りの料金は、1,200円～2,400円です。

ベリーズファンはいちごの生産地日本一の栃木県にある、いちご好きにオススメのいちご農園です。

営業時間は朝10時から午後3時まで、30分間の食べ放題コースとデザートコース（大福orパンケーキ）の2つのコースを提供しています。

栃木県産の5つの品種、スカイベリー、とちあいか、とちひめ、とちおとめ、女峰を含む、計11種類のいちごを味わい比べることも可能です。

予約が基本ですが、予約枠が埋まっていなければ当日でも対応してくれるので、突然の思いつきでも楽しむことができますよ。

ベリーズファン
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ハーベストの丘：500円～3,400円（大阪）

（ハーベストの丘公式サイトより引用）

ハーベストの丘のいちご狩りの料金は、500円～3,400円となっています。
（ハーベストの丘入園料1,200円＋いちご狩り料金2,200円）

大阪府堺市の体験型農業公園にあるいちご園です。

最大120分間食べ放題になるのが特徴で、さがほのか、紅ほっぺ、とちおとめの3種類のいちごが食べられます。

高設栽培なので摘み取りも楽に行え、いちご用のトッピングとして練乳やチョコレートソースなどの持込みもできます。

完全予約制でWebサイトから予約できます。施設内には多目的トイレや授乳室、レストランもあり駐車場は無料です。いちご狩りにはハーベストの丘入園料も必要になります。

ハーベストの丘
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いちご畑：1,000円～2,200円（愛知）

（いちご畑公式サイトより引用）

いちご畑のいちご狩りの料金は、1,000円～2,200円となっています。

名古屋市港区にあるいちご農園で、いちご園では高設栽培を採用しハサミを使用していちごを収穫するのが特徴です。

全面シート張りの地面なので、ベビーカーや車椅子での移動もスムーズに行えます。

30分の食べ放題で、いちごの品種には章姫と紅ほっぺがありトッピング用のコンデンスミルクの販売もあります。お土産用の朝摘みいちごのパック販売もしています。

予約制で電話やWebサイトから予約できます。

いちご畑
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美作農園：720円～2,400円（岡山）

（美作農園公式サイトより引用）

美作農園のいちご狩りの料金は、720円～2,400円です。

岡山県美作市にある観光農園のいちご狩りで、高設栽培になっています。

いちごの品種には章姫、紅ほっぺ、おいＣベリー、さちのかの4種類があり、化学肥料を最小限に抑えて栽培されているのが特徴です。

40分の食べ放題で、トッピング用の練乳やチョコレートも直販所で販売されています。

いちご狩りをした方限定で、お土産用のいちごの摘み取り（1トレー1,350円～）もできます。

予約制で電話やWebサイトなどから予約でき予約特典もあります。

美作農園
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吉野berry：800円～2,100円（佐賀）

（吉野berry公式サイトより引用）

吉野berryのいちご狩りの料金は、800円～2,600円です

佐賀県神埼郡にある産直市場併設の高設栽培のいちご園で、化学肥料を控え有機肥料で栽培をしているのが特徴です。

全面シート張りの床は、雨の日でも汚れを気にせずいちご狩りを楽めます。

いちごの品種にはベリーポップすず、恋みのり、かおり野、よつぼしの4種類があります。

いちご狩りは12月から5月まで開催されています。

予約せずに当日受付も可能ですが、電話やWebサイトからの予約優先になります。

吉野berry
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トレジャーふぁーむ：1,100円〜2,600円（石川）

（トレジャーふぁーむ公式サイトより引用）

トレジャーふぁーむのいちご狩りの料金は、1,100円～2,600円（Web予約料金の場合）となっています。

石川県羽咋郡にあるいちご園で高設栽培をしています。

植物の力を引き出す土中の酵素を活かしているのが特徴で、いちごは低農薬栽培されています。

栽培品種はとちおとめで、30分の食べ放題です。いちご狩りは12月から5月下旬までの火曜日、木曜日、土日、祝日に開催されます。

予約制で電話やWebサイトから申し込みができます。

トレジャーふぁーむ
いちご狩りの詳細はコチラ

いちご狩り料金一覧・比較表　まとめ

いちご狩りの料金相場を以下の表にまとめました。

今回ご紹介した中でいちご狩りの料金が安価だったのは、駅チカイチゴ園GREENPEACEで2,000円、高価格帯なのはハーベストの丘で3,400円でした。

いちご園では時期や品種により、いちご狩りの料金も異なっていました。

いちごの旬の時期は料金が高いいちご園が多く、栽培品種が多いほど料金も高くなる傾向がみられます。

いちご狩り以外の施設も併設されたいちご園では、別途入場料が必要なところもありました。

トータルの料金で比べるとどのいちご園がお手頃かもわかるので、比較表の料金内訳も参考に選んでくださいね。

いちご園には以下の特徴がありました。

いちご園の選び方

いちご園の選び方は、自分にあったいちご狩りができるところを選ぶことです。

食べ放題の時間が長いいちご園や立ったままいちご狩りができる高設栽培、いちごの品種が多いところも選べます。

自分にあったいちご園の選び方をご紹介します。

食べ放題の時間が長い

小さなお子様がいると食べるのに時間がかかり、食べ放題でもあまり食べられないこともありますね。

制限時間が長いいちご園ならお子様もお父さん、お母さんもゆっくりといちごを味わうことができます。

小さなお子様がいるご家庭には、食べ放題の時間が長いいちご園が向いています。

ハーベストの丘のいちご狩りは最大120分間の食べ放題になっています。

完全予約制のいちご狩りは1日1回だけ行われるので、当日にいちごが取り尽くされてしまうこともありません。

いちごのトッピング用に練乳やチョコレートソースの持込みができるので、お子様の好きなものを持参すればご機嫌よくいちご狩りを楽しんでくれますね。

食べるのが遅くても、たくさんあるいちごを120分間かけてゆっくりと食べることができます。

食べ放題の時間が長いいちご園は、小さなお子様がいるご家庭に向いています。

食べ放題の時間が長いいちご園を以下の表にまとめました。

栽培品種が多い

いちご狩りでは人気のある品種を中心にいちごの栽培をしています。

色々な品種のいちごがあると食べ比べなどもできますね。色々な品種の食べ比べをしたい方には、栽培品種の多いいちご園が向いています。

美作農園のいちご狩りでは4種類のいちごの栽培をしています。人気の高い品種の章姫、紅ほっぺ、おいＣベリー、さちのかを食べることができます。

いちご狩りをした方限定の計り売りもあるので、気に入ったいちごをお土産に持ち帰ることもできますね。

栽培品種が多いいちご園は、色々な品種を食べたい方に向いています。

栽培品種が多いいちご園を以下の表にまとめました。

高設栽培をしている

ハウス栽培のいちご狩りでも土に直接植えている場合だと、しゃがんでいちごを摘むので服が汚れやすくなります。

いちごを高さのあるプランターに植えた高設栽培ならしゃがまずに摘むことができ、服の汚れやいちごに土がつくこともありません。

しゃがまずにいちごを摘みたい方には、高設栽培をしているいちご園が向いています。

吉野berryでは、高設栽培をしているのでしゃがまずにいちご狩りができます。

高設栽培は高さがあるので車椅子のままでもいちごを摘めます。また、ハウス内は全面シート貼りなので雨の日でも土汚れが気になりません。

ベビーカーも通ることができる通路の幅があり、家族みんなでいちご狩りを楽しめます。

高設栽培をしているいちご園は、しゃがまずにいちご狩りをしたい方に向いています。

高設栽培をしているいちご園を以下の表にまとめました。

いちご園の選び方には、食べ放題の時間が長いことや栽培品種の多さ、高設栽培をしていることがありました。

いちご園の選び方を以下の表にまとめました。

いちご狩りの料金を安くする方法

いちご狩りにはいちご園の入場料がかかるので、家族みんなで行く場合には料金も気になりますね。

いちご園には時期による料金の変動や年間パスポート、事前決済の割引料金もあります。

いちご狩りの料金を安くする方法をご紹介します。

時期により料金が安くなる

いちご狩りは12月から6月くらいまで開催されていますが、いちごには一番美味しい旬の時期があります。

旬の料金は高くなっていますが、その時期を外していちご狩りをすると料金を安くすることができます。

いちご畑の料金は12月中旬から4月15日までと、4月16日から閉園までとでは料金が異なります。

12月中旬から4月15日までは旬のシーズンになるので、大人料金は2,200円かかります。

4月16日からいちご狩りが終わる閉園までの期間では、大人料金が1,900円になります。

旬の時期を外して4月16日以降にいちご狩りをすることで、300円いちご狩りの料金を安くすることができます。

時期により、いちご狩りの料金が安くなるいちご園を以下の表にまとめました。

年間パスポートを購入する

いちご狩りだけでなくフルーツ農園や遊園地などが併設された施設では、いちご園の料金とは別に施設の入場料がかかることもあります。

四季折々のイベントがあり何回も遊びに行く方なら、年間パスポートを購入した方がいちご狩りの料金を安くすることができます。

マザー牧場には、2年間有効の年間パスポートがあります。

「マザー・2イヤーズ・パス」は2年間の入場料が無料になるほか、場内周遊バス乗り放題、売店商品5％OFFなどの特典が用意されています。

「マザー・2イヤーズ・パス」の大人料金は4,200円です。

マザー牧場の1回の入場料金は1,500円なので、約3回以上通うと年間パスポートの料金が実質無料になります。

4回目以降から1回行くごとに入場料金1,500円分、いちご狩りの料金を安くすることができます。

年間パスポートが購入できるいちご園を以下の表にまとめました。

事前決済割引を利用する

予約が必要ないちご狩りで予約の時点で料金を支払うと、現地で払う料金より安くなるいちご園もあります。

事前決済の割引料金があるいちご園なら料金を安くすることができます。

美作農園では、Webサイトから予約して事前決済をすると料金が安くなります。

美作農園のオンラインショップから予約でき、新規会員登録ですぐに使える300円分のポイントももらえます。

4月平日のいちご狩りの場合、予約をして現地で支払う大人料金は2,200円です。

Webサイトから予約して事前決済した料金は2,000円になるので、200円いちご狩りの料金が安くなります。

事前決済と新規会員登録でもらえるポイントをあわせると、500円いちご狩りの料金を安くすることができます。

事前決済割引があるいちご園を以下の表にまとめました。

いちご狩りの料金を安くする方法には、時期を選ぶことや年間パスポート、事前決済割引の利用がありました。

いちご狩りの料金を安くする方法を以下の表にまとめました。

当記事監修、坂本園代表 坂本一生様よりいちご狩りのアドバイス

坂本園代表
坂本一生様

いちご狩りの魅力をお伝えします。

いちご狩りは、季節を感じながら、おいしいいちごを楽しめるまさに冬春のイベントですよね！

日本はいちご王国！

実は、日本はいちご王国なんです。世界のすべてのいちご品種の半分以上が日本のものという説もあるくらい。

どうしてかというと、日本には四季があるため、各地で独自の栽培方法が確立し、それが品種を増やすきっかけになりました。1899年に初めて日本オリジナル品種の「福羽いちご」が発表されてから、今では300種類以上のオリジナル品種が日本にあります。

ということは、日本人なら、いちごを楽しめるときに楽しんでおかないと損ですよね！

いちごのおいしさ

いちごのおいしさは、なんといっても「甘み」と「酸味」です。

甘みはショ糖、酸味はクエン酸、リンゴ酸などからなり、それらが味を決めます。

一般的に寒い時期においしくなると言われるのは、甘くなるまでの日数が長いほうが甘みを溜め込みやすいのと、傷みにくいのが理由です。

昔いちごは酸味が強い食べ物でした。しかし、近年の品種改良のおかげで「甘み」が高い品種ができ、そのまま食べても甘くておいしいいちごがたくさん栽培されています。

実は日本は、いちご王国といわれていて、いちご栽培の技術が世界的に高いです。

「おいしさ」はいちご狩りでしか得られない

スーパーで買ういちごと何が違うかというとズバリ、おいしさ！

なぜなら、いちごは鮮度とヘタでおいしさが決まるからです。

いちごの鮮度は「甘み」に大きく関係していて、収穫すると1日ごとに糖度が1～2度落ちます。

さらに、おいしいかどうかはヘタでも簡単に確認できるため、新鮮で自分が選んで食べれるいちご狩りは絶好の機会なのです。

いちご狩りのいちごは残り物？！

「いちご狩りのいちごは、農家がA品を収穫したあとに残っているB品じゃないの？」

という不安があるかもしれません。

結論から言うと、NOです。

出荷には出荷の都合、いちご狩りにはいちご狩りの都合がそれぞれあるため、また違った扱い方をしないといけません。

いちご狩りで食べられるいちごは、いちご狩り用の品種、育て方、ハウス設備をしているため、いちご狩りでしか食べれないおいしさに出会えるでしょう。

「虫」は安全の目安

そんないい事だらけのいちご狩りですが、1つだけ気をつけないといけないのが「虫」です。

たとえハウスの室内でも、虫はいます。どうしても虫が苦手な方は、とても気になる所ではないでしょうか？

ですが、虫を排除するには殺虫剤をまかなければなりません（もちろん、いちごにもかかります）。

つまり、虫がいるということは、安全ないちごを食べているという証拠です。

農家さんや育て方にも関心をもってみて

作物の育て方は、農家さん一人一人違います。

育て方は、まさに農家さんの想いそのものです。

もし聞けるなら、「どうやって育ててるの？」と聞いてみてください。

農家さんの愛情を知ることで、いちごもより一層おいしくなるでしょう！

食体験がいちご狩り最大の魅力

人にとって食事は、カロリーや栄養を摂り、健康の維持増進、病気の予防という大切な役目があります。

しかしそれ以外にも、おいしく食べることで満足感を感じたり、コミュニケーションを楽しめたりなど、人生の豊かさを育んでれる役目もあります。

いちご狩りとは、生産者さんや“生きた”いちごとの出会い、そしていちごの摘み取り体験を通して、食の総合体験ができます。

いちごは、品種や時期や鮮度によって全く違います。いちご狩りだからこそまた違ったいちごを楽しめるのではないでしょうか。

坂本園代表
坂本一生様

いちご狩りに行かれる方のお役に立てれば幸いです。

⇒坂本園公式サイトはこちら

まとめ

いちご狩りの料金相場は、2,000円～3,400円でした。

今回ご紹介した中でいちご狩りの料金が安価なのは、駅チカイチゴ園GREENPEACEで2,000円、高価格帯のものにはハーベストの丘で3,400円です。

いちご園ではいちご狩りの料金も異り、いちごの旬の時期や栽培品種が多いほど料金も高くなる傾向がみられます。

いちご園の選び方は、自分にあったいちご狩りができるところを選ぶことでした。

食べ放題の時間が長いいちご園は、ハーベストの丘で、最大120分間食べ放題になります。

美作農園は栽培品種が多く、4種類のいちごを食べられました。

高設栽培でしゃがまずに摘むことができたのは、吉野berryです。

いちご狩りの料金を安くする方法には、時期を選ぶことや年間パスポート、事前決済割引の利用があります。

いちご畑は、いちごの旬の時期を外すことで料金が安くなりました。

年間パスポートを購入し入場料を安くできたのは、マザー牧場です。

美作農園は、予約時に事前決済をすることで料金が安くなりました。

いちご狩りでは新鮮な完熟いちごをその場で食べることができました。

果物店では買えない美味しいいちごを好きなだけ味わいたいですね。

家族や友人と一緒にいちご狩りを楽しみたい方のための、いちご園選びの参考にしてくださいね。

いちご園の比較表

画像
いちご園名	マザー牧場	いけだの いちご狩り屋さん	駅チカイチゴ園 GREENPEACE	ベリーズファン	ハーベストの丘	いちご畑	美作農園	吉野berry	トレジャーふぁーむ
いちご狩り料金 /大人 （4月以降の料金）	入室料500円	3,000円	2,000円	2,400円	2,200円	2,200円～	2,200円	2,300円～	2,400円〜
その他料金/大人	・果実代（1パック） 800円 ・入場料1,500円 ・駐車料金1,000円～	ー	ー	ー	・ハーベストの丘入園料 1,200円	ー	ー	ー	ー
いちごの品種	・紅ほっぺ ・とちおとめ ・もういっこ ・かおり野 ・やよい姫	記載なし	・紅ほっぺ ・章姫 ・よつぼし	・スカイベリー ・とちあいか ・とちひめなど計11種類	・さがほのか ・紅ほっぺ ・とちおとめ	・章姫 ・紅ほっぺ	・章姫 ・紅ほっぺ ・おいＣベリー ・さちのか	・ベリーポップすず ・恋みのり ・かおり野 ・よつぼし	・とちおとめ
いちご狩り の方式 （時間）	パックに詰める摘み取り式	食べ放題（45分）	食べ放題（30分）	食べ放題（30分）	食べ放題（最大120分）	食べ放題（30分）	食べ放題（40分）	食べ放題（40分）	食べ放題（30分）
開催時期	12月～5月	12月中旬〜6月中旬	1月〜5月下旬	12月～5月	1月5日～5月28日までの 木曜、土曜、日曜	12月中旬～閉園まで	12月～6月上旬	12月～5月	12月～5月下旬
予約の有無	受付先着順	完全予約制	完全予約制	基本的には予約制	完全予約制	予約制	予約制	予約優先	予約制
特徴	7段の異なる高さの プランターから自分 にあった高さで いちご狩りが楽しめます。	子供が楽しめるアク ティビティも 用意されている いちご狩り施設です。	駅から徒歩6分の場所 にあるアクセス抜群の イチゴ園です。	計11種類のいちごの 食べ比べ、 食べ放題、練乳も 使い放題のコースです。	最大120分間食べ放題！ 練乳やチョコレートソース などの持込みも可能です。	30分の食べ放題で、 お土産用の朝摘み いちごのパック 販売も行っています。	4種類のいちごを 40分間食べ放題。 お土産用のいちごの 摘み取りもできます。	摘んだいちごは計り売り で持ち帰ることも可能 です。	とちおとめの食べ放題。 電話予約よりもWeb 予約の方が料金が安い です。
所在地	千葉（富津市）	大阪（池田市）	埼玉（さいたま市）	栃木（鹿沼市）	大阪（堺市）	愛知（名古屋市）	岡山（美作市）	佐賀（神埼郡）	石川（羽咋郡）

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