お中元やお歳暮は、普段お世話になっている方に気持ちを届けるための大切なギフトです。
しかし、毎年選ばなければならず、どのくらいの予算でどのようなものを贈ればいいのか悩んでいる方も多いことでしょう。
そこで、今回の記事では、お中元やお歳暮の料金相場について紹介していきます。お中元・お歳暮の選び方についても解説していますので、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてみてください。
お歳暮・お中元の料金:2,000~5,000円程度
お中元・お歳暮の料金相場はどれくらいになっているのでしょうか。お歳暮・お中元の予算相場について紹介していきます。
NTT西日本の調査結果:2,000~5,000円
西日本電信電話株式会社(NTT西日本)の調査によると、お歳暮やお中元にかける金額・料金の相場は以下のようになっています。
- 20代・30代は2,000~3,000円が一番多い
- 40代・50代・60代は4,000~5,000円が一番多い
- 70代は8,000円以上が多い
- 40代~70代は8,000円以上ギフトにかける人の割合が多い
若い人は、3,000円前後のものをチョイスしていて、年代があがればお中元やお歳暮の金額もあがっていくのですね。
(※NTT西日本よりお中元・お歳暮の予算・料金相場抜粋)
シャディの調査結果:3,000~5,000円
お中元・お歳暮の料金相場については、NTT西日本のものの他に、ギフトでお馴染みのシャディも調査をしています。
シャディの調査結果によると、5000円のお歳暮・お中元を選んでいる人が最も多く、次いで3,000円のものを選んでいる方が多くなっています。ちょうどキリのよい金額を選んで贈っている人の割合が多くなっているのが、シャディの調査結果の特徴です。
勤務先の上司に贈る場合には、5000円のものが定番となっています。勤務先の部下や近所の人などに贈る場合には3,000円のものが選ばれています。
(※シャディのお中元・お歳暮の価格相場)
お中元とお歳暮、どちらを高くする?
ウェブカタログギフトのOfficeGiftによると、お中元とお歳暮とでは、お歳暮の方をお中元よりも2割程度増やしている人が多いとされています。
一年間お世話になったことに対する感謝の気持ちや翌年もお世話になりますという意味合いがあるからです。
とはいえ、シャディの調査結果によると、お中元とお歳暮の価格相場はほぼ同じとなっていますので、お中元とお歳暮の価格に差をつけなくてもまったく問題はありません。
お歳暮・お中元の選び方
お中元やお歳暮に何を贈ればいいのか悩んでいる方は多いと思います。お歳暮では、年の瀬に贈るため数の子などの商品が好まれていましたが、何を贈らなければならないという決まりはありません。
最近では、ソーセージ・ハムやビールなどもお中元・お歳暮に好まれています。
大切なのは相手が喜んでもらえるかどうかです。安いものであっても、実用性のある消耗品などですと嬉しいですよね。
価格・値段よりも、感謝の気持ちが伝わり、相手が喜んでくれるかどうか、という点を重視してお中元・お歳暮を選ぶようにしましょう。
人とかぶらないようなものを選ぶ
NTT西日本の調査によると、お中元・お歳暮にかける金額が低い20代や30代の方では、お歳暮・お中元の「かぶり」が多数発生していることが明らかになっています。安いギフトは、どうしても似通ったものになってしまいがちなのです。
「安いギフトだから定番のものを贈ればいいか」というのではなく、安いからこそ他の人とカブらないようなものを選ぶように気をつけたいものです。
(※NTT西日本調査より、ギフトのカブり具合抜粋)
カタログギフトを贈る
カタログギフトは、カタログを贈り、受け取った側がそのカタログの中から好きなものを選ぶことができるというタイプのギフトです。
「あまり欲しいものでなかった」という事態をなくすことができ、本当に欲しいものを選ぶことができるため、ギフト業界の中で人気が高まってきています。
お歳暮やお中元にも、もちろんカタログギフトを選んで問題ありません。
もらうものがカブってしまったとの事態も避けることができますので、何を贈るか迷ったときや安い価格帯のものをプレゼントする際などには、カタログギフトを選んでおけば間違いありません。
現金や商品券を目上の人に贈らない
目上の方へのお中元・お歳暮などでは、現金や商品券をプレゼントするのはマナー違反とされています。
目上の人に対してこのようなものをあげると「金品を恵んでやっている」という意味合いに取られかねないからです。
最近ではあまり問題とならないこともありますが、ご年配の方の中には眉をひそめる方もいらっしゃいます。
目上の人に商品券をプレゼントするのは控えるようにしましょう。
商品券と似たような性質を持っているカタログギフトについては、マナー違反とされていませんので、贈るものに困った場合にはカタログギフトを選ぶようにしましょう。
好ましくないものもある
贈答品として好ましくないものがあるのを忘れてはなりません。
たとえば、「縁を切る」という意味合いがあるため刃物を選ぶのは厳禁です。
「踏みつける」という意味合いの履物や、「働け」という意味の筆記具などのビジネス用品なども好ましくないとされています。この他、ハンカチは「手切れ」を意味しているのでよろしくありません。
高すぎるものを選ばない
また、お中元・お歳暮は毎年「同じ金額」のものを贈るのがマナーとなっています。ですから、最初に高いものを選んでしまうと、翌年以降もその価格帯のものを贈らなければならなくなります。
高すぎるものは、相手に気をつかわせてしまう部分もありますし、お財布事情もありますでしょうから、あまり奮発しすぎないで、相手に喜んでもらえるようなものをチョイスするようにしましょう。
一度だけあげるのなら「御礼」
お中元やお歳暮は、一度贈ったら翌年以降も送るのが通例となっています。一度だけ贈るというのは、マナー違反で失礼にあたってしまうので注意するようにしましょう。
お世話になった人にギフトを贈りたいという方は、お中元やお歳暮の時期を避けて「御礼」とのしをつけて送るのが好ましいでしょう。こうすれば、毎年贈る必要はなくなります。
お歳暮・お中元の相場と選び方まとめ
以上、お歳暮・お中元の価格相場と選び方について紹介してきました。
お中元・お歳暮などのギフトの相場は、2,000~5,000円程度となっています。20代・30代の若い人の場合2000~3,000円の価格帯が最も多く、40・50代は4,000~5,000円のものをチョイスする傾向にあります。
お中元やお歳暮を選ぶ際には、相手に喜んでもらえそうなものを選ぶのが基本です。安いギフトの場合、カブりが発生しやすいので他の人とカブらないようなものを選びましょう。
カタログギフトを贈れば、何を贈ればいいのかという悩みから解放されるのでオススメです。目上の人には商品券はNGとされています。また、高すぎるものを選んでしまうと、相手に気を遣わせてしまいますし、毎年その額の出費が必要となり好ましくありません。手ごろな値段を選ぶようにしましょう。
お中元やお歳暮をチョイスする際の参考となったのであれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。