建築士試験講座の料金相場を各予備校徹底比較。選び方・おすすめをご紹介します。
- 建築士講座1級・2級の料金相場は9万円~115万円ほどです。
- 実績と評判の高さで選ぶなら「SAT」がおすすめ。通信メインですが、テキストフルカラー、講師陣の質の高さが評判。ZOOM個別指導サポートで通信講座でも安心。
1級講座21万円、2級講座7万円と格安で提供。 - WEB講義・WEBテキスト完結の「スタディング」は格安の9万円台で建築士1級講座を受講可能。人気が高まっています。
- 建築士講座予備校比較まとめをみる(1級・2級)
建築士になりたいけど、自力じゃ建築士試験を突破できない。
そうお悩みの方は、資格スクール・予備校を活用して勉強してみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、建築士とは何か、建築士試験講座の料金相場・選び方・安くする方法を紹介していきます。建築士講座各予備校
料金比較表を見る

一級建築士・暮らしLabo代表 神村さゆり
資格:一級建築士、一級建築施工管理技士、インテリアコーディネーター、キッチンスペシャリスト、整理収納アドバイザー認定講師、ルームスタイリストプロ、ファイリングデザイナー1級
住宅メーカー、ゼネコン設計部、設計事務所で約300棟の新築設計実績。女性としては希少な現場監督経験を生かしリフォーム物件も約70棟手がける。セミナー講演受講者延べ5000人以上。各種資格取得者1000人以上。メディア掲載多数。
◆公式サイト:https://yu3.jp/
◆監修著書:子どもが多いお家でもできるスッキリ! 整理術
- 「建築士」の予備校講座の料金相場、各校の特徴、おすすめをご紹介しています。
- 建築士講座は大手予備校ではTAC、日建学院。中小予備校はSAT、スタディング、総合資格学院、全日本建築士会、ハウジングインテリアカレッジ(2級のみ)等があります。
- 建築士講座の料金相場(1級、2級)は7万円~115万円ほどです。
価格の幅がかなりあります。校舎のある大手予備校はどうしても価格が高くなりますが、通信のみの中小予備校ですと10万円を切る場合もあります。
(⇒建築士講座料金比較まとめを見る) - おすすめの予備校はSATです。
技術士系資格に特化しており、建築士講座にも強みがあります。通信講座メインですが、ZOOMによるマンツーマン指導も受けれます。テキストオールカラーで見やすく、質が高いと評判です。1級、2級ともに提供しています。 - 安さ・コスパで選ぶなら2級講座はSAT、1級講座はスタディングです。
2級講座はSATが7万円台と格安。スタディングは1級講座のみですが、破格の9万円から受講可能です。WEBテキスト、WEB講義完結です。 - 当記事監修、一級建築士の神村さゆり様による合格のためのアドバイス、おすすめの予備校をご紹介。
(⇒一級建築士の神村さゆり様によるアドバイスを見る。)
建築士とは
建築士とは、建築士法において
”建築物に関し、設計、工事監理その他の業務を行う者をいう”
と定められています。
つまり、建築物の設計や工事管理を行うには、建築士であることが条件となります。
※建築士の仕事をより詳しく知りたい方は東京都建築士事務所協会を参照のこと。
建築士には、1級建築士・2級建築士・木造建築士があり、構造、規模、用途に応じて扱える建物が変わります。また、受験資格もあるので、受験するにあたっては資格条件が満たされているかを確認する必要があります。
すべての建築物の設計ができる1級建築士になると、建築系の会社などから引く手あまたとなり、求人に困ることはないでしょう。また、独立して建築事務所を構えることもできます。
1級建築士の平均年収は650万円程度とされています。普通のサラリーマンよりも稼げる金額ですね。
1級建築士試験の難易度
1級建築士の特徴は「設計する建物に制限がない」ことです。
競技場や高層ビル、商業施設などの大規模な建物の設計や国家規模のプロジェクトに携わることもです。
そんな1級建築士試験の合格率は学科試験で20%以下、製図試験で約40%、総合で10%前後です。
大規模な建設に関わる資格なため、試験範囲も広く、難易度が非常に高いということがうかがえます。
参考:SAT
2級建築士試験の難易度
2級建築士は1級建築士と比べて設計できる建物に制限があり、戸建住宅など比較的小規模な建物の設計が主になります。
そんな2級建築士試験の合格率は学科試験で30%前後、製図試験で約50%、総合で20%前後です。
1級の難易度と比べると低いですがそれでも総合で20%前後ということは難易度が高めということに変わりはありません。
1級も2級も製図試験の合格率が高いので学科試験の正解率が試験を合格するカギとなります。
参考:SAT
建築士試験講座の料金相場:99,000円~1,430,000円【比較検証】
以下では、具体的な資格予備校・スクールを紹介しながら、建築士試験対策講座の料金相場を紹介していきます。
一番安いスクール(スタディング)で99,000円、1番高い予備校では1,430,000円と料金設定の幅が非常に大きいのが特徴です。
SATの建築士講座の料金相場:76,780円~217,800円
- SATの建築士講座の価格は7万円(2級)~21万円(1級)ほどです。
- SATは技術士系の資格に特化。テキストはフルカラーで質が高く。講師陣も講師歴が長く実績がある。
- 通信メインですがZOOMにて講師とのマンツーマン指導レッスンもあり評判が高い。
- 他校と比較しても価格もリーズナブル。特に2級は格安の7万円台です。
- SAT公式サイト・建築士講座詳細を見る
現場・技術系の資格だけに特化しているSATの通信講座の料金は、1級建築士コースなら217,800円、2級建築士コースですと76,780円となります。
(※SAT公式サイトより引用)
コース名 | 料金(税込) |
1級建築士コース | 217,800円 |
2級建築士コース | 76,780円 |
(※SATの料金一覧:2021年04月01日時点)
1級と2級の建築士講座を取り扱っており、もし講義や教材に満足できなかった場合、商品到着から30日以内なら返品・返金対応もしてくれます。
SATの講座は分かりやすいフルカラーのテキストとeラーニングでの学習になります。
eラーニングは1講座30分程度なのでまとまった時間が確保できない人でも、隙間時間を使って勉強に集中することができます。
zoomを使ったマンツーマン講義や質問(1級は30回・2級は20回)などフォロー体制もしっかりしています。試験に合格できなかった場合はサポート期間の延長もしてくれます。
SATのYoutubeチャンネルでは建築士2級講座のサンプル講義が公開されています。カラーテキストで見やすく、オンライン授業の質も高いです。
塾/学校名 | SAT |
運営会社名 | SAT株式会社 |
会社住所 |
〒564-0051
大阪府吹田市豊津町9-1 ビーロット江坂ビル18階
|
電話番号 | 06-6310-1666 |
営業時間 | 10:00〜16:00 |
受講料(税込) | 76,780円~217,800円 |
アクセス | 御堂筋線江坂駅直結 |
お問い合わせ先 | https://www.sat-co.info/ec/inquiry/create/ |
主な予備校 | 通信講座のみ |
特徴 | 現場・技術系の資格だけに特化している通信講座。1級と2級の建築士講座を取り扱ってます。フルカラーのテキストとeラーニングでの学習になります。 |
公式HP | https://www.sat-co.info/ |
TACの建築士講座の料金相場:220,000円~380,000円
TACの建築士試験講座の料金は、1級建築士の本科生コースなら350,000円~380,000円、二級建築士の本科生コースですと220,000円~280,000円となります。
TACは全国各地に教室を構えている大手資格予備校です。教室があるので、教室で直接指導を受けることができます。
1級建築士 総合学科本科生 | |
コース名 | 料金(税込) |
Web通信講座 | 380,000円 |
ビデオブース講座 | 380,000円 |
教室講座 | 380,000円 |
1級建築士 学科本科生 | |
コース名 | 料金(税込) |
Web通信講座 | 350,000円 |
ビデオブース講座 | 350,000円 |
教室講座 | 350,000円 |
2級建築士 総合学科本科生 | |
コース名 | 料金(税込) |
Web通信講座 | 250,000円 |
DVD通信講座 | 280,000円 |
ビデオブース講座 | 250,000円 |
教室講座 | 250,000円 |
2級建築士 学科本科生 | |
コース名 | 料金(税込) |
Web通信講座 | 220,000円 |
DVD通信講座 | 250,000円 |
ビデオブース講座 | 220,000円 |
教室講座 | 220,000円 |
1級建築士試験だけでなく2級建築士試験の指導もしているのが特徴です。学習のレベルに応じたコースを選ぶことができるので、自身の能力に合わせて学んでいくことができます。
講義に合わせて中間テストや模擬試験を受けることができ、インプットとアウトプットをバランスよく混ぜて学習することができます。
塾/学校名 | TAC |
運営会社名 | TAC株式会社 |
会社住所 | 東京都千代田区神田三崎町 3-2-18 TAC本社ビル |
教室名 | TAC 池袋校 |
住所 | 〒171-0022 豊島区南池袋1-19-6 オリックス池袋ビル6F |
電話番号 | 03(5992)2850(代) |
営業時間 | 月~金 12:00~19:00 土日祝 9:00~15:00【ビデオブース視聴】 |
受講料(税込) | 220,000円~380,000円 |
アクセス | JR・私鉄・地下鉄池袋駅東口より徒歩3分 |
お問い合わせ先 | https://www.tac-school.co.jp/toiawase.html |
主な予備校 | ・新宿 ・札幌校 ・仙台校 ・新宿校 ・渋谷校 ・池袋校 ・大宮校 ・横浜校 ・京都校 ・梅田校 ・広島校 (等⇒学校一覧参照 |
特徴 | 全国各地に教室を構えている大手資格予備校。1級建築士試験だけでなく2級建築士試験の指導もしているのが特徴です。 |
公式サイト | https://www.tac-school.co.jp/ |
日建学院の建築士講座の料金相場:473,000円~869,000円
日建学院の建築士試験講座の料金は、1級建築士の本科コースで770,000円~869,000円、2級建築士の本科コースで473,000円~682,000円となっています。
日建学院は、全国に教室を構えている大手の資格予備校・スクールです。通信講義だけでなく通学しての教室講義も受けることができるのが魅力です。
1級 | |
コース名 | 料金(税込) |
学科スーパー本科コース | 869,000円 |
学科本科コース | 770,000円 |
学科本科Webコース | 770,000円 |
2級 | |
コース名 | 料金(税込) |
学科スーパー本科コース | 682,000円 |
学科本科コース | 473,000円 |
学科本科Webコース | 473,000円 |
また、1級建築士・2級建築士のどちらの学習も受けることができます。
本科コースの料金は高めになっていますが、300,000円の「学科理論Webコース」なども準備されており、自身の好みに合わせてコース選びをすることができます。
繰り返し学ぶことで記憶を定着させる日建学院式の学習サイクルなど、科学的考えに基づいた学習が特徴です。
塾/学校名 | 日建学院 |
運営会社名 |
株式会社建築資料研究社
|
会社住所 |
〒 171-0014
東京都 豊島区 池袋2-38-1 日建学院ビル2F |
教室名 | 日建学院 池袋校 |
住所 |
〒 171-0014
東京都 豊島区 池袋2-38-1 日建学院ビル2F |
電話番号 | 03-3971-1101 |
営業時間 | ー |
受講料(税込) | 473,000円~869,000円 |
アクセス |
池袋駅(JR・東京メトロ・東武・西武) 徒歩5分
|
お問い合わせ先 | |
主な予備校 | |
特徴 |
全国に教室を構えている大手の資格予備校。通信講義だけでなく通学しての教室講義も受けることができます。1級建築士・2級建築士のどちらのコースもあります。
|
公式HP |
スタディングの建築士講座の料金相場:99,000円
- スタディング建築士講座の料金は99,000円~です。
- WEB講義、WEBテキストによる徹底したコストカットで格安で1級建築士講座を受けることができます。(2級の取扱はなし)
- スマホ・タブレットの学習がしやすく、通勤時間等の隙間学習に最適。働きながら資格取得を目指される方に選ばれています。
- スマホ・タブレットの学習がしやすく、通勤時間等の隙間学習に最適。働きながら資格取得を目指される方に選ばれています。
- 無料体験受講もできるので授業の質もチェックでき安心
- スタディング公式・無料体験受講・合格者体験を見る
スタディングの建築士試験講座の料金は、99,000円と非常にリーズナブルな価格となっています。
スタディングは、各種資格試験の講座を通信学習で提供している資格スクールです。徹底したコストカットにより安く受講できるのが魅力です。
コース名 | 一括払い(税込) | 分割払い |
1級建築士学科・製図総合コース | 99,000円 | 8,500円×12回 |
スタディングの建築士対策講座は、1級建築士試験に特化したコースのみとなっており、2級建築士の学習は取り扱っていません。
動画講義がついてくるので、難しい部分でも分かりやすく理解することができます。また、Webテキスト・問題集など、IT化が徹底されているので、スマホやタブレットを使ってどこでもいつでも学習することができます。
また、全講座無料体験も受講できますので、まずは無料で試してみるのがおすすめです。
塾/学校名 | スタディング |
運営会社名 |
KIYOラーニング株式会社
|
会社住所 |
東京都千代田区紀尾井町4-13 マードレ松田ビル3F
|
教室名 | 通信講座のみ |
住所 |
東京都千代田区紀尾井町4-13 マードレ松田ビル3F
|
電話番号 | – |
営業時間 |
10:00~18:30(土日・祝祭日・年末年始除く)
|
受講料(税込) | 99,000円 |
アクセス |
「永田町」 駅 徒歩4分
「赤坂見附」 駅 徒歩5分 |
お問い合わせ先 | |
主な予備校 | 通信講座のみ |
特徴 | 各種資格試験の講座を通信学習で提供している資格スクール。リーズナブルな価格で1級建築士試験に特化したコースを受講できます。 |
公式HP |
総合資格学院の建築士講座の料金相場:374,000円~1,430,000円
総合資格学院の建築士試験講座の料金は、1級建築士の合格必勝コースが935,000円〜1,430,000円、2級建築士の合格必勝コースが374,000円〜1,012,000円となっています。
資格総合学院は、建築士の他、技士系・建築系の資格を取り扱っている資格スクールです。
1級 | |
コース名 | 料金(税込) |
1級建築士ストレート合格必勝コース(アウトプット強化講座付) | 1,430,000円 |
1級建築士ストレート合格必勝コース | 1,320,000円 |
1級建築士ビクトリー合格必勝コース(アウトプット強化講座付) | 1,430,000円 |
1級建築士ビクトリー合格必勝コース | 1,320,000円 |
1級建築士短期合格必勝コース(アウトプット強化講座付) | 1,001,000円 |
1級建築士短期合格必勝コース | 935,000円 |
2級 | |
コース名 | 料金(税込) |
2級建築士ストレート合格必勝コース | 1,012,000円 |
2級建築士合格必勝コース | 638,000円 |
2級建築士中期合格必勝コース | 517,000円 |
2級建築士短期合格必勝コース | 374,000円 |
1級建築士・2級建築士の双方を取り扱っているのが特徴です。
建築のプロの講師たちによる講義、資格総合学院オリジナルの教材、受講生への手厚いサポートなど、合格させるためのあらゆる要素が揃っています。
令和元年の1級建築士の試験では、ストレート合格した人のうち3人に2人が、64%が総合資格学院の受講生です。受講費用は高めではありますが、高い合格率・実績があるのが特徴といえるでしょう。総合資格学院公式サイト
建築士講座詳細はこちら
塾/学校名 | 総合資格学院 |
運営会社名 | 株式会社 総合資格 |
会社住所 | 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル22F |
教室名 | 総合資格学院池袋校 |
住所 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-9-1 セイコーサンシャインXI ビル 4F |
電話番号 | 03-3982-8211 |
営業時間 | ー |
受講料(税込) | 374,000円~1,430,000円 |
アクセス | ー |
お問い合わせ先 | |
主な予備校 | ・新宿 ・札幌校 ・仙台校 ・新宿校 ・渋谷校 ・池袋校 ・さいたま校 ・横浜校 ・京都校 ・梅田校 ・広島校 (等⇒学校一覧参照 |
特徴 | 建築士の他、技士系・建築系の資格を取り扱っている資格スクール。1級建築士・2級建築士の双方を取り扱っており、受講費用は高めですがが、高い合格率・実績があるのが特徴です。 |
公式HP | https://www.shikaku.co.jp/ |
全日本建築士会の料金相場:160,000円~226,000円
全日本建築士会の建築士試験講座の料金は、1級のセットコースで206,000円~226,000円、2級のセットコースで160,000円~187,000円となっています。
全日本建築士会は、内閣府が認可している一般社団法人で、公益法人です。
1級総合本コース | |
コース名 | 料金(税込) |
通学 | 226,000円 |
通信 | 206,000円 |
併用 | 216,000円 |
1級総合コース | |
コース名 | 料金(税込) |
通学 | 241,000円 |
通信 | 219,000円 |
併用 | 216,000円 |
2級総合本コース | |
コース名 | 料金(税込) |
通学 | 170,000円 |
通信 | 160,000円 |
併用 | 165,000円 |
2級総合コース | |
コース名 | 料金(税込) |
通学 | 187,000円 |
通信 | 175,000円 |
併用 | 181,000円 |
公益法人が提供している講座なので、民間のスクール・予備校と比べると安い価格で受講することができます。
また、元国交省室長が総合監修しているので、試験傾向に沿った的確な指導を受けられます。
動画による通信講座の他、教室に通う通学講座も受講できます。少人数制のクラスとなっており、質のよい講義を受けられるのが特徴です。
運営会社名 | 一般社団法人 全日本建築士会 |
会社住所 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場3-23-2 内藤ビル401 |
塾/講座名 | 全日本建築士会 池袋教室 |
住所 | 豊島区東池袋1-3-5 アットビジネスセンター池袋駅前本館 |
電話番号 | 03-6627-2151 |
営業時間 | 平日午前10時~午後5時 |
料金(税込) | 160,000円~226,000円 |
アクセス | ー |
お問い合わせ先 | https://ssl.kenchikukouza.org/ss/shitsumon.php |
主な予備校 | 渋谷教室 池袋教室 新宿教室 高田馬場教室 横浜駅前教室 関西本教室 名古屋教室 (等⇒学校一覧参照 |
特徴 | 内閣府が認可している一般社団法人。公益法人が提供している講座なので、民間のスクール・予備校と比べると安い価格です。 |
公式HP | https://ssl.kenchikukouza.org/index.html |
ハウジングインテリアカレッジの料金相場:108,900円
ハウジングインテリアカレッジの二級建築士通信講座の料金は、108,900円となっています。
ハウジングインテリアカレッジは、2級建築士とインテリアコーディネーターの2つの資格に特化した通信講座です。
コース名 | 料金(税込) |
二級建築士 設計製図合格通信講座 | 99,000円 |
1級建築士試験についての取り扱いはなく、2級建築士のみとなっている点にご注意ください。また、通信講座のみで、教室に通学してのスクーリング授業は受けることができません。
2級建築士試験に特化しているため、講師陣なども試験対策に精通しています。
ハウジングインテリアカレッジのでは、動画解説と添削課題6題で、しっかりと合格力を養っていきます
また徹底したコストカットで安く、二級建築士の設計製図を受講できる点がポイントです。
塾/学校名 | ハウジングインテリアカレッジ |
運営会社名 | 株式会社住宅デザイン研究所 |
会社住所 | 〒730-0051 広島市中区大手町2丁目5-11 |
教室名 | ハウジングインテリアカレッジ |
住所 | 〒730-0051 広島市中区大手町2丁目5-11 |
電話番号 | 0120-955-395 |
営業時間 | 平日9:00~18:00 |
受講料(税込) | 108,900円 |
アクセス | 広島電鉄宇品線袋町駅より徒歩2分 |
お問い合わせ先 | |
主な予備校 | 通信講座のみ |
特徴 | 2級建築士とインテリアコーディネーターの2つの資格に特化した通信講座です。徹底したコストカットで安く、二級建築士の設計製図を受講できる点が魅力です。 |
公式HP | https://www.jdknet.co.jp/html/page3.html |
建築士試験講座の料金相場比較まとめ
建築士試験講座の料金相場と建築士試験講座ごとの特徴を以下の表にまとめました。
スクール・予備校 | 料金 | 特徴 |
SAT | 1級:217,800円 2級:76,780円 |
現場・技術系の資格だけに特化している通信講座 分かりやすいフルカラーのテキストとeラーニングでの学習でフォロー体制もしっかりしている |
TAC | 1級:350,000円~380,000円 2級:220,000円~280,000円 |
全国各地に教室を構えている大手資格予備校
1級建築士試験だけでなく2級建築士試験の指導もしている |
日建学院 | 1級:770,000円~869,000円 2級:473,000円~682,000円 |
全国に教室を構えている大手の資格予備校で通信講義だけでなく教室講義も受けれる
繰り返し学ぶことで記憶を定着させる日建学院式学習サイクルなど独自の学習メゾットがある |
スタディング | 1級のみ:99,000円 |
徹底したコストカットにより安く受講できる
1級建築士試験に特化したコースのみ |
総合資格学院 | 1級:935,000円~1,430,000円 2級:374,000円~1,012,000円 |
1級建築士・2級建築士の双方を取り扱っている
ストレート合格した人の64%が出身と高い合格率・実績がある |
全日本建築士会 | 1級:206,000円~226,000円 2級:160,000円~187,000円 |
内閣府が認可している一般社団法人
民間のスクール・予備校と比べると安い価格で受講できる |
ハウジングインテリアカレッジ | 2級のみ:108,900円 |
108,900円円からと他社と比較してもリーズナブルな価格で、充実のカリキュラム。合格率も高く。メールサポートも24時間何度でも対応。
1級建築士試験についての取り扱いはない |
2級建築士と1級建築士とでは、1級建築士の方が料金が高くなる傾向があります。
まずは1級についてみますと、一番安いのはスタディングで、99,000円です。SATも冊子のテキストがついていて20万円台は他社と比較してもリーズナブルです。
また、2級ではSATの7万円台、ハウジングインテリアカレッジ10万円台がリーズナブルです。
一番高いのは、総合資格学院の1級コースで1,430,000円となっています。校舎があり、通学希望者におすすめです。
平均すると20~50万円程度が建築士試験対策講座の料金といえるでしょう。
地方に住んでいる方やとにかく安く講座を受けたい方であれば、スタンディングやハウジングインテリアカレッジがお勧めです。
お住まいの近くに教室を構えているスクールがある方で通信学習が苦手な方であれば、教室のあるTACや日建学院、全日本建築士会がお勧めです。
どうしても合格したい方や講義の質にこだわる方であれば、受講生の合格率が高い総合資格学院がお勧めです。
建築士試験講座の選び方
建築士試験講座には様々な種類があります。多くあるスクール・講座の中からどれを選べばいいのか、ポイントを紹介していきます。
オンライン・通信講座の充実で選ぶ
なかなか通学で勉強がしづらいは、通信講座を提供している予備校がおすすめです。
通信講座・オンライン講座は全ての予備校が提供していますが、SATでは講師の方と直接ZOOMで質問ができ、疑問を素早く解決することができます。
通信講座での不安を解消してくれます。
セットで受講する
初めて建築士試験の講座を受けるという初学者の場合、コースをバラバラに選ぶ単科受講よりも、セットで受講する本科受講の方がおすすめです。
というのも、単科受講はもうすでに学習をしている人を想定しているからです。初めての方は、総合的な対策を学べるセットコースの方が、スムーズに合格力を養えます。
料金面でもセット受講の方が、単科受講するよりもお得になっています。
セット受講を選ぶことで大きく割引となっていることがおわかりになります。
料金よりも指導の中身で選ぶ
受講する予備校を探す場合、料金ばかりが気になってしまいます。しかし、資格予備校選びで重要なのは、その指導の中身です。
どれくらいの指導歴があるのか、実績はどうなのか。通信講座なのか通学講座なのか。テキストなどの教材はどうなっているのか。これらを公式ホームページ等でチェックするようにしましょう。
合格率も選ぶ際、参考にするべきですが、合格率を発表していない予備校も多いので気を付けましょう。
建築士試験対策を安くする方法
建築士試験対策を安くする方法はあるのでしょうか。以下では、少しでも安く試験対策ができるような方法を紹介していきます。
無料のサービスを活用する
無料のサービスを利用すると、試験対策を安くすることができます。
建築士試験対策で重要なのが、問題を解くアウトプット学習です。そんなアウトプットを無料で受けられるサービスがあります。総合資格学院の「全国オープン模擬試験」です。完全無料ですから利用しない手はありません。
2級は3月と4月、1級は3月・4月・5月に実施されます。会場受験のみならずネット受験もできるので、地方に住んでいても安心です。
通信講座を選ぶ
教室を持っているスクールの場合、通学講座と通信講座とを選ぶことができます。両社の料金設定が同じになっている場合もありますが、大半の予備校では通信講座の方の料金を安く設定しています。
少しでも安くしたい場合、通信講座を選ぶようにしましょう。
通信と通学とで料金が異なることがわかります。
教育訓練給付金を利用する
受講料金のうち20%が戻ってくるというお得な制度が、教育訓練給付金です。雇用保険に1年以上加入していることが条件ですので、ほとんどの社会人の方は使うことができる制度です。
非常にお得な制度ですが、対象講座でなければ利用できませんので、講座選びの際に対象となっているかどうかを確認するようにしましょう。わからない場合、電話などで問い合わせましょう。
教育訓練給付金の対象となっていることがわかります。
建築士試験の受験費用・概要
建築士試験の受験概要、受験料、日程、科目等については公益財団法人 建築技術教育普及センターのページに記載されています。
令和3年度分の日程についてはまだ公表されていませんので、例年の予定を載せておきます。
受検資格 | 【一級建築士】 ①大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において、指定科目を修めて卒業した者 ②二級建築士の資格を有する者 ③建築設備士の資格を有する者 ④その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等)【二級建築士】【木造建築士】 ①大学、短期大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、職業訓練校等において、指定科目を修めて卒業した者 ②建築設備士の資格を有する者 ③その他都道府県知事が特に認める者で、所定の年数以上の実務経験を有する者(外国大学を卒業した者等) ④建築に関する学歴がなく、建築実務の経験を7年以上有する者 |
申込期限 | 4月上旬~5月上旬 |
試験級 | 【一級建築士】 【二級建築士】 【木造建築士】 |
出題範囲 | 【一級建築士】 ■学科 ①学科I[計画] ②学科II[環境・設備] ③学科III[法規] ④学科IV[構造] ⑤学科V[施工] ■設計製図 あらかじめ公表された設計課題についての設計製図【二級建築士】【木造建築士】 ■学科 ①学科I[建築計画] ②学科II[建築法規] ③学科III[建築構造] ④学科IV[建築施工] ■設計製図 あらかじめ公表された設計課題についての設計製図 |
試験実地日 | 【一級建築士】【木造建築士】 〔学科〕 7月下旬 〔設計製図〕 10月中旬【二級建築士】 〔学科〕 7月上旬 〔設計製図〕 9月上旬 |
試験地 | 受験者の住所地の都道府県ごとに指定された都市 |
受験料 | 【一級建築士】17,000円 【二級建築士】18,500円 【木造建築士】18,500円 |
出題方法 | 筆記試験(択一式)+設計製図 |
合格発表 | 未定 |
(※日本の資格・検定より引用)
試験から合格までの流れとして、
申込期間が1級建築士が4月上旬~5月上旬まで。二級建築士と木造建築士が4月中旬~4月下旬になります。試験日時が、1級建築士と木造建築士の学科試験が 7月下旬に行われ、設計製図が10月中旬頃。二級建築士の学科試験が 7月上旬頃。設計製図が9月上旬頃に行われます。
合格発表は未定です。
詳細は公益財団法人 建築技術教育普及センターで確認するようにしてください。
当記事監修、一級建築士の神村さゆり様より合格のためのアドバイス

神村さゆり様
受験生の皆様にアドバイスさせていただきます。
受験前の一大決心
私は、一級建築士の受験資格を得てから毎年受験を続け、5年目で合格しました。
それまでも独学で過去問をひたすら解くという勉強を続けていました。仲間内では、一級建築士試験は夏の風物詩と言われるほどで、夏になると職場内もピリピリする有様です。
自己採点ではありましたが、一度は合格スレスレまで得点したこともあります。しかし、やはり合格には届かず、毎年の夏の行事がイヤになってきました。
ちょうど仕事も落ち着いてきた頃でしたので、今合格しないと永久に取れないかもしれない、と変に思い詰めて、ここで本腰を入れて受験予備校に通うことにしたのでした。
何事にも授業が最優先
予備校に通ったその年に合格することができました。
会社には、今年は受験予備校に通いますのでご協力をお願いします、と宣言しました。
同時に隣の課の先輩を誘い、一緒に通学することで、より通学しやすい環境を作り上げました。
カミングアウトすることで、平日三日と日曜日の授業を出席することができました。
同僚には通学を会社に内密にしているものもいました。
そうなると、現場が終わらないから授業に間に合わない、という言い訳があり授業も欠席が続きます。案の定、彼は不合格でした。
建築士は難関資格と言われています。
中途半端な勉強では合格は難しいです。けれど努力は必ず報われます。
この一年だけ何よりも勉強を優先し、一年で結果を出せばいいんです。
中には臨月でも頑張って合格を勝ち取った妊婦さんもいます。本気でチャレンジしてください。
基本中の基本をおろそかにしない
予備校に通って、はじめに勉強したのはなんと「算数」。
建築士の試験は、電卓持ち込み不可にもかかわらず、やたらと計算があります。計算は全て電卓に任せきりだった自分が意外と計算ができないことに愕然としました。ヘタすると九九も怪しげでした。
本格的な試験勉強に入る前に、素通りしてしまいそうな本当に必要な基本的な事をしっかりと身に付けられたことは大変ありがたいことでした。予備校がなければ知らずにいたかもしれません。
おすすめの予備校と選び方について

神村さゆり様
予備校の選び方についてご紹介させていただきます。
私は、日建学院へ通いました。
他の受験予備校も検討してみましたが、選んだ理由は、会社から家までの途中に学校があったことと、最終的には合格率と授業日数で決めました。
安価で週一のところもありましたが、週一だと独学と変わりないかと感じました。
たしかに授業料は高額でしたが、その投資があったからこそ合格したのだと思っています。
学校の選び方のひとつに場所があります。
通学が困難なところは途中挫折する可能性があります。できれば通勤定期で行ける範囲内が理想です。
そして講座内容ですが、受験当初は自分の得手不得手がはっきりとわからないところがあります。一発合格を目指すのなら、できるできないに関わらず、満遍なく網羅していることを勧めます。
出題範囲が広い建築士試験ですから、どんな小さいことも逃さない気概が必要です。そのためにはやはり授業日数も多いに越したことはないです。

神村さゆり様
建築士を目指されている方の参考となれば幸いです。
まとめ
以上、建築士試験対策について様々な説明をしてきました。
建築士試験対策講座の料金相場は、99,000円~1,430,000円と幅が大きくなっているのが特徴です。どこの予備校を選ぶかで料金が大きく異なってきます。
建築士試験対策講座の選び方のコツは、セットで受講するようにする、料金ではなく中身で判断するようにする、などがあります。
建築士試験対策を安くする方法としては、無料のサービスを活用する、通学ではなく通信講座を選ぶ、教育訓練給付金を利用する、などの方法があります。
いかがだったでしょうか。この記事が、建築士試験対策のスクール選びの参考になったのであれば幸いです。
建築士試験講座の料金比較表
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名称 | SAT | TAC | 日建学院 | スタディング | 総合資格学院 | 全日本建築士会 | ハウジングインテリアカレッジ |
1級受講料 | 217,800円 | 350,000円~ 380,000円 |
770,000円~ 869,000円 |
99,000円 | 935,000円~ 1,430,000円 |
206,000円~ 226,000円 |
取扱い無 |
2級受講料 | 76,780円 | 220,000円~ 280,000円 |
473,000円~ 682,000円 |
取扱い無 | 374,000円~ 1,012,000円 |
160,000円~ 187,000円 |
108,900円 |
特徴 | 現場・技術系の資格だけに特化している通信講座。1級と2級の建築士講座を取り扱ってます。フルカラーのテキストとeラーニングでの学習になります。 | 全国各地に教室を構えている大手資格予備校。1級建築士試験だけでなく2級建築士試験の指導もしている。 講義に合わせて中間テストや模擬試験を受けることができ、インプットとアウトプットをバランスよく混ぜて学習することができる |
全国に教室を構えている大手の資格予備校で通信講義だけでなく教室講義も受けれる 繰り返し学ぶことで記憶を定着させる日建学院式学習サイクルなど独自の学習メゾットがある |
徹底したコストカットにより安く受講できる 1級建築士試験に特化したコースのみ スマホやタブレットを使ってどこでもいつでも学習することができる |
1級建築士・2級建築士の双方を取り扱っている ストレート合格した人の64%が出身と高い合格率・実績がある |
内閣府が認可している一般社団法人 民間のスクール・予備校と比べると安い価格で受講できる 元国交省室長が総合監修しているので、試験傾向に沿った的確な指導を受けれる |
99,000円からと他社と比較してもリーズナブルな価格で、充実のカリキュラム。合格率も高く。メールサポートも24時間何度でも対応。 1級建築士試験についての取り扱いはない |
特典 | 特になし | 早期申込で20,000円OFF等 | 2021年度各種試験願書無料取り寄せサービス実地中 | 2021年1月31日まで10,000円OFFキャンペーン実地中! | 2021年3月31日まで知人に紹介されて入学すると割引特典キャンペーン中! | 1月29日まで申し込みで通信講座が早割価格で受講できる | 楽天payで支払いができるので楽天ポイントが貯まる |
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※総評・おすすめ
SAT:現場・技術関連の資格に特化した予備校。1級、2級ともに取扱。通信メインですが、テキストの質の高さ(フルカラー)、講師陣の質の高さが評判。ZOOM個別添削サポートで通信でも安心。1級講座20万円台、2級講座7万円台と価格もリーズナブル。
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