2021年3月31日、このようなニュースが報道されました。
「高校生がドローン操縦を学ぶ講習会 香川・多度津町」
ヤフーニュース
記事をざっくり解説すると、香川県の多度津町にある多度津高校で高校生がドローン操縦を学ぶ講習会が開かれたそうです。この講習会には将来、土木現場などでドローンを活用できる人材を育てる意図があるそうです。
このように、ドローンについての理解はこの5年ほどでグッと身近になりました。個人でドローンを持ちたいと考えている方も多いでしょう。
しかし、ドローンを欲しいと思っても悩みますよね。具体的には以下のことで悩むかと思います。
これらがわからないとドローンの購入まで踏み込めませんよね。
この記事を読むことで、ドローンの価格相場、ドローンを飛行させるための免許や法律について、ドローンを選ぶ際のポイントについて理解できます。
結論を言えば、以下の通りです。
この記事では他にもドローンのメリット・デメリット」、「もっとドローンを安く購入する方法」についても触れていますので、最後まで読んでいただけると幸いです。
ドローンとは
ドローンは無人で遠隔操作・自動制御によって飛行できる航空機です。ドローン(Drone)の由来は「雄バチの羽音」です。Droneには元々「雄バチの羽音」という意味があり、ドローンの飛行時の音から「ドローン(Drone)」という総称がつけられました。
ドローンには産業用のドローン、農業用のドローン、軍事利用のドローンなどさまざまなものが存在しています。
200g以上のドローンを操縦する場合は、航空法により飛ばすことのできる場所が限られてきます。具体的には航空周辺区域と人口密集地区です。このような場所では航空局や空港事務所の許可なく飛行させることができません。
200g未満のドローンを飛ばす場合でも、各自治体や各公園でドローンを飛ばすことを禁止している場合もあるので、ドローンを飛ばす場合は各自治体等に問い合わせしましょう。
(参考:オートバックス公式サイト)
ドローンのメリット
ドローンのメリットをご紹介します。
GPSやアプリケーションに対応していて初心者でも簡単に操作できる
ドローンにはGPSやアプリケーションに対応している機種もあります。
GPSに対応しているとドローンが初期飛行位置や今どこにいるかを自動的に記憶して、着陸させようとした時に自動で初期飛行位置に戻ってきます。
専用アプリケーションがあるドローンならば、アプリをスマートフォンやタブレット等のデバイスにダウンロードすることでそれらのデバイスでの直感的な操作が可能になります。
上空から撮影する方法としては低コスト
ドローンが欲しい方は上空から風景を撮影したいという方が多いのではないでしょうか。
上空から撮影する方法としては気球を借りたり、ヘリコプターを借りたりしなければなりません。これらを借りるには多額の費用がかかりますが、ドローンならば1万円代でも手に入る機種があるので抵コストで上空からの撮影ができます。
小さく、軽いので持ち運びが容易
ドローンは両手に収まるサイズや、100g以下の重量のものもあります。小さくて軽いことで手軽に運べるので、移動のストレスもありません。
ヘリコプターでは困難な撮影ができる
ヘリコプターをはじめとした有人航空機では困難な撮影が容易にできるというメリットがあります。
ヘリコプターでは低空飛行での撮影や狭い箇所での撮影はできませんが、ドローンならばこれらの環境でも容易に撮影することができます。
操作に資格は不要
ドローンには操作するための免許がありません。ドローンを購入したらすぐに操作ができる気軽さも大きなメリットです。
ドローンのデメリット
ドローンのデメリットをご紹介します。
ドローンを飛行させてはいけない場所がある
「ドローンとは」の章で伝えた通り、ドローンを飛行させてはいけない場所があることに注意しましょう。
200g以下のドローンでは航空法が適応されないものの、自治体によっては飛行させることが禁止されていることもあります。
ドローンを飛ばしたい方は自治体に問い合わせることをおすすめします。
飛行できる時間が比較的短い
ドローンはほとんどがバッテリーを搭載しています。その飛行時間は30分以下というものが多く、もたもたしていると撮影途中でバッテリー切れを起こしてしまう可能性もあります。
強風や雨などの悪天候に弱い
ドローンもヘリコプターや飛行機などの他の航空機同様に、強風や嵐などの悪天候に弱いです。使用する際には使用したい場所の天気を確認しておきましょう。
遠隔操作なので精密な動作が難しい
「ドローンのメリット」でお伝えした通り、ドローンはスマートフォンやタブレットといったデバイスで直感的に操作することが可能です。
しかし、それゆえに緻密な操作が難しい、というデメリットがあります。
ドローンの料金相場 12,980円〜46,200円
ドローンの料金相場は12,980円〜46,200円です。
RYZE TECH「Tello」が最も安く12,980円で、DJI「Mavic Mini」が最も高く46,200円です。
DJI「Mavic Mini」料金相場 46,200円〜
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出典:DJI
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出典:DJI
DJIの「Mavic(マビック) Mini」の料金相場は46,200円です。Amazonでは41,000円、楽天市場では46,200円となっています。
電源オフ時は折りたたまれるので、手のひらサイズになります。持ち運びが楽なのが大きな魅力になっています。
動画解像度も2kとこの価格では高画質なので、綺麗な映像を撮りたい方にとてもおすすめな機種です。
DJIの公式サイトはこちら。
RYZE TECH「Tello」料金相場 12,980円〜
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出典:RYZE TECH ![]()
出典:DJIストア
RAZE TECHの「Tello」の料金相場は12,980円です。Amazonでは12,619円、楽天市場では12,620円となっています。
TelloはスマートフォンVRヘッドセットに対応しています。ドローンを操作しながら迫力のある映像を体験することができます。
最大飛行距離は100mなので、手軽に低空からの撮影をするのに向いています。
RYZE TECHの公式サイトはこちら。
G-FORCE「SKYHIGH」料金相場 22,500円〜
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出典:G-FORCE

G-FORCEの「SKYHIGH」の料金相場は22,500円です。Amazonでは19,764円、楽天市場では21,740円となっています。
SKYHIGHは静止画で4K、動画で2Kという高画質での撮影が可能です。
このドローンは購入すると専用キャリングケースに入っています。購入と同時に保存ができるケースが付属されているのはとても嬉しいですよね。
G-FORCEの公式サイトはこちら。
ハイテックジャパン「LARK」料金相場 15,180円〜
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出典:ハイテックジャパン
ハイテックジャパンの「LARK」の料金相場は15,180円です。Amazonでは9,680円、楽天市場では15,180円となっています。
LARKの特徴として専用アプリでの機能がユニークな点です。Vサインをすることで3秒後に撮影する機能や、手のひらをカメラに向けると自動でビデオ録画開始する等の他のソローンにない機能が魅力です。
ハイテックジャパンの公式サイトはこちら。
PARROT「MANBO MISSION」料金相場 21,780円〜
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出典:ハイテック
PARROTの「MANBO MISSION」の料金相場は21,780円です。Amazon・楽天市場では取り扱いがありません。
このドローンは対戦のために作られたとてもユニークなドローンです。玉が発砲できたり、つかみ具を装着して友達や家族と対戦することができます。
撮影目的というよりは遊具目的に作られたドローンだけあり、カメラはついていません。
PARROTの公式サイトはこちら。
HUBSAN 「H216A」料金相場 約14,170円(€109.00)〜
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出典:HUBSAN
HUBSANの「H216A」の料金相場は約14,170円です。Amazonでは7,800円、楽天市場での取り扱いはありません。
このドローンにはウェイポイントモードという機能があります。これはアプリで飛行回路を設定すると、自動飛行させることができるモードです。
HUBSANの公式サイトはこちら。
ドローン料金相場一覧 比較まとめ
ドローンの料金相場一覧と仕様の比較は以下の通りです。
ドローン機種名 | 値段 | 連続飛行時間 | 重量 | 大きさ | 動画解像度 |
DJI 「Mavic Mini」 |
46,200円〜 | 最大18分 | 199g | 折り畳み時:140×81×57 mm 展開時(プロペラあり): 245×289×55 mm |
2720×1530p |
RYZE TECH 「Tello」 |
12,980円〜 | 最大13分 | 80g | 98×92.5×41 mm | HD720p30 |
G-FORCE 「SKYHIGH」 |
22,500円〜 | 約18分 | 185g | 180×218×58mm | 2048×1152p |
ハイテックジャパン「LARK」 |
15,180円〜 | 約8〜10分 | 80g | 180×170×38mm | 720p |
PARROT 「MANBO MISSION」 |
21,780円〜 | 約8〜10分 | 63g | 180x180mm | カメラなし |
HUBSAN 「H216A」 |
14,170円〜 | 最大11分 | 155g | 184×185mm | 1920×1080p |
ドローンを選ぶときのポイント
ドローンを選ぶ際のポイントをご紹介します。
ひとつずつ見ていきましょう。
操作性で選ぶ
ドローンは時速30km以上の速さで飛行します。操作性が悪いと運転を誤り、人に当ててしまう可能性があります。
ドローンの中には障害物回避機能、バッテリーが少なくなると自分のいる場所まで自動で帰ってくる機能があるものもあります。
思わぬ事故を起こさないためにもこれらの機能がある機種を選びましょう。
今回紹介した機種はどれも操作性に優れているので、この点はどのドローンを選んでも安心です。
連続飛行時間で選ぶ
長時間の撮影になる場合はそれだけ長くドローンを操作しなければなりません。
連続飛行時間が短いドローンでは十分な撮影ができない可能性があります。ドローンは10分〜20分の連続飛行時間の機種がほとんどです。
また、予備のバッテリーを購入しておいて、長時間の撮影に備えるという方法もあります。
今回ご紹介した機種の中では、DJI「Mavic Mini」、G-FORCE「SKYHIGH」の2機種が約18分間の連続飛行が可能です。
重量、大きさで選ぶ
風景を撮影するために見晴らしの良い場所に持っていこうと思っても、ドローンが重く、持ち運びが大変であれば、撮影する前から気分はマイナスになってしまいます。
軽く、コンパクトなドローンならばそのような悩みは消えますので、できるだけ軽く小さいドローンを選ぶのがベターです。
今回紹介した機種は全て200g未満なので航空法は気にしなくてOKですが、特に軽量なのがPARROT「MANBO MISSION」は63gしかありません。
DJI「Mavic Mini」は普段は折り畳まれているのでコンパクトに持ち運びができます。
カメラ性能で選ぶ
動画を撮影する際に重視したいのはカメラ性能の良さですよね。より綺麗な映像を残しておけば、見返した際の感動も一際大きくなります。
ドローンを使用して映画やミュージックビデオを作りたい時にもカメラ性能は重要になります。
綺麗で迫力ある映像を撮りたいのならカメラ性能の高い機種を選びましょう。
今回紹介した機種ではDJI「Mavic Mini」、G-FORCE「SKYHIGH」の2つが高画質の2Kで撮影することができます。
人気で選ぶ
ドローンは種類があって何を選べば良いかわからない、という方は人気で選びましょう。
人気の機種ならばインターネット上に多くの情報が載っているので、わからないことや知りたい情報をすぐに調べることができます。
DJIはドローンの世界シェア7割を占めている超人気のメーカーです。DJIのドローンを選べば、わからないこともすぐに情報を集められるので機械に疎い方でも安心して使えます。
最近では個人向けだけでなく、法人向けにもドローンを開発しています。(参考:日経新聞)
ドローンをもっと安く手に入れる方法
ドローンをもっと安く手に入れる方法をお伝えします。
ひとつずつ見ていきましょう。
学割制度を使う
今回ご紹介したDJI社はエデュケーション割引を実施しており、最大10%OFFで購入することができます。
「Mavic(マビック) Mini」ならば4,600円も割引されるので学生ならばチェックしておきましょう。
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出典:DJI
申し込み方法は以下の通りです。
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出典:DJI
Amazonや楽天市場で購入する
Amazonや楽天市場ではドローンが安く購入できます。
特にAmazonでは公式サイトよりも10%〜50%ほど安く購入できるのでおすすめです。
今回紹介したものの中では、HUBSAN「H216A」は公式サイトで購入すると約14,170円ですが、Amazonでは7,800円で購入できます。
セールを狙う
ドローンメーカーが行うセールで一般的なのがスプリングセールとブラックマンデーセールです。
スプリングセールは2〜3月、ブラックマンデーセールは11月の第4週から12月上旬にかけて行われます。
これらのセールを狙ってドローンを探すのもおすすめです。
中古で買うのはおすすめしない
メルカリなどで中古で購入するのはおすすめできません。
中古のドローンは悪意のある人が改造していたり、バッテリーが著しく損傷しているものを購入してしまう可能性があります。
知らない間に犯罪の片棒を担いでしまう可能性もあるので注意しましょう。
メルカリではDJIの「Mavic(マビック) Mini」が34,500円と公式サイトよりも10,000円以上安く出品されていたりします。
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出典:メルカリ
まとめ
「個人で風景を撮りたい」、「かっこいいPVを撮りたい」そんな要望を安価に解決するドローンの紹介でした。
今回ご紹介したドローンはどれも199g以下なので日本の航空法を気にすることなく飛ばせます。
記事のまとめは以下の通りです。
- ドローンの価格相場は12,980円〜46,200円
- 免許は必要なく、200g以下のものなら航空法も気にしなくて良い
- ドローンを選ぶ際には4つの項目に注目
ドローンを選ぶ際の4つのポイントは以下の通りです。
DJI社では学割に対応しているので、安価にドローンを手に入れたい学生の方はDJI社のホームページを要チェックです。
ドローンは近年メキメキ進化している分野なので、将来的にも楽しみな分野ですよね。
以上、ドローンの価格相場、選び方、安く入手する方法でした。