仏壇の価格相場と設置の仕方

終活

お仏壇は、仏教における祭壇のことで、ご位牌や仏具を中に飾りつけし、ご先祖様の霊を祀ります。

これからお仏壇を買おうとしている方は、仏壇の相場が気になると思います。

そこでこの記事では、仏壇の価格相場について紹介をしていきます。仏壇の置き場所についても解説していくので、初めて仏壇を購入する方のお役に立てると思います。ぜひとも最後までお読みください。

仏壇の価格相場

仏壇は、一般的に500,000円~1,500,000円ほどの価格となっています。

しかし、最近では30,000円~150,000円程度で購入できるモダンタイプの仏壇や、コンパクトタイプの仏壇も登場してきています。

モダンタイプは、洋室やリビングでも違和感なく設置できますので、リーズナブルなこれらの仏壇をチョイスするのも一つの手です。

仏壇の種類

従来からの伝統的なタイプの仏壇には、金仏壇と唐木仏壇とがあります。最近登場したモダン仏壇・コンパクト仏壇なども人気が高まっています。

金仏壇(塗仏壇)の場合:800,000円~1,300,000円

金仏壇は、全体に黒の漆を塗り、内側に緊迫が貼られている仏壇です。主に浄土真宗などで用いられます。金仏壇は塗仏壇と呼ばれることがあります。金仏壇の相場は、80万円~130万円程度です。

金仏壇は、内側に貼られた金箔の量や質、外側の漆の重ね方などによって料金が異なってきます。細工がどの程度細かくなっているかによっても、料金が異なってくるのです。

金仏壇を選ぶ際には、金箔の厚さ・漆の厚さ・蒔絵などの細工の細かさなどに注目すると上手に選ぶことができます。

唐木仏壇の場合:600,000円~1,100,000円

唐木仏壇は、木材の木目を生かしたタイプの仏壇で、金仏壇と比べるとシンプルなのが特徴です。唐木仏壇の相場は、60万円~110万円程度となっています。

唐木仏壇は、木目が美しい名木とされている木材を活かして作られています。素材として一般的なのは、黒檀や紫檀です。

黒檀や紫檀だけを利用して作られている無垢造りの仏壇もありますが、非常に高価となります。一般的なのは表面に数ミリほど、これらのスライス木材を使用している仏壇です。

どれくらい木材を利用しているのか、どのような細工が施されているのか、木目が美しく活かされているかどうかが、唐木仏壇を選ぶ際の注目点となります。

モダン仏壇の場合:30,000円~150,000円

従来のタイプの仏壇は、金仏壇・唐木仏壇いずれも、いいお値段となっているのが特徴です。最近登場した新しいタイプのお仏壇は、これらと比べるとずっと安い値段で購入できるのが特徴となっています。

モダン仏壇の通販では、3万円~15万円程度で購入できるものが揃っていますので、金仏壇や唐木仏壇には到底手を出せないという方には、オススメです。

モダン仏壇は、洋室やリビングルームなどのデザインにぴったりコーディネートできる、現代的な柄の仏壇です。最近では、和室や仏間・床の間などがないお家も増えています。

従来のタイプの仏壇は、基本的に和室にフィットするように作られているので、洋室でコーディネートするのは難しいのが現状です。そこで、現代的でカジュアルな雰囲気を持っているモダン仏壇の人気が高まっているのです。


(※モダン仏壇の料金抜粋)

仏壇を置くスペースが少ないという方向けには、通販でコンパクト仏壇も販売されています。1万円~5万円程度の格安料金ですので、お財布事情がある方でも気軽に購入できるのが魅力です。

仏壇の設置について

仏壇を購入を検討しているものの、どこにどのように置けばいいのか、設置の場所があるのか、と悩んでいる方も多いでしょう。以下では、仏壇の置き方の作法について紹介していきます。

和室以外に置いても構わない

仏壇は、床の間がある和室に置くイメージが強いと思います。「和室がないから、仏壇を購入するのは諦めよう」という方は、ご安心ください。

最近では家族が団らんするにぎやかなリビングルームや、寝室に置くご家庭も増えてきています。「静かな部屋に置かないと失礼になるのでは」と思う方も多いかもしれませんが、ご先祖様や故人も家族とともに時間を過ごせる場所に安置されると、お喜びになることは間違いありません。

リビングなどに置く際には、従来型の金仏壇や唐木仏壇よりも、モダン仏壇の方がしっくりとくるかもしれません。モダン仏壇の人気が急上昇しているのには、こういったお部屋事情も関係しているのです。

仏壇を置いてはいけない場所

仏壇はどこに置いてもいいのでしょうか。そうではありません。置くのに好ましくない場所もあります。

台所やお手洗いなどは、「不浄」とされる場所ですので、あまり好ましくありません。また、水回りやキッチンなどは湿気や油などで木材を傷めてしまいかねません。高いお金を払って購入した仏壇なのですから、長持ちさせたいですよね。水場に仏壇を置くのは、基本的には避けるようにするのが無難です。

木材を傷めないという観点からは、直射日光が当たる場所も好ましくありませんし、エアコンの空気が直接あたる場所も避ける必要があります。

リビングなどは構わないのですが、人が通過するだけの廊下や玄関のような場所も置くのは好ましくないとされています。人が行き交う場所に安置されても、落ち着かないからです。

仏壇を置くべき向きは

仏壇は、南向きや東向きに置いた方がいいと言われていますが、実際には宗派によって置くべき向きがまったく異なっています。以下、宗派ごとの仏壇を置く向きについて解説します。

浄土真宗・浄土宗・天台宗の場合:東向き

浄土真宗や浄土宗・天台宗の場合、本尊が阿弥陀如来です。阿弥陀如来さまは西の果てにある極楽浄土にいるとされていますので、お参りの際に西を向けるように、東向きに仏壇を設置します。

このような考え方を「西方浄土説」といいます。

臨済宗・曹洞宗の場合:南向き

臨済宗や曹洞宗の場合、ご本尊となるのはお釈迦さまです。お釈迦さまは生前、説法をするときに南を向いて座っていました。このため、仏壇も南向きに置いて、お釈迦さまと対面できるような形で設置するのが、この宗派の特徴です。

このような考え方を「南面北座説」といいます。

真言宗の場合:本山と反対側

真言宗では、本山を向いてお参りするのがいいと考えられています。真言宗の本山は、和歌山県の高野山です。仏壇は本山である高野山と反対側に向けて置いて、本山を向いて参拝するのが作法となります。

南とか東とか決まった向きがあるのではなく、自分がどこに住んでいるかによって異なってくるのがこの考え方の特徴です。この考え方は「本山中心説」と言われています。

仏壇の価格相場と設置の仕方まとめ

以上、仏壇の価格相場と、設置の仕方などについて紹介してきました。

従来の仏壇には、金仏壇と唐木仏壇の2種類があり、50万円~150万円ほどの価格が相場です。新しく登場してきたモダンタイプの仏壇は、3万円~15万円程度で購入することができて、お求めやすくなっています。

仏壇を置く部屋は、リビングなどでも構いません。ただし、木材が傷まないように配慮する必要があります。仏壇を置く向きは、宗派によって異なりますので各自でご確認ください。

いかがだったでしょうか。
お仏壇選びの参考となったのであれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。